与野党は論争深化を 首相の衆院解散
- 2014年11月20日
- 日本発ニュース
【共同】安倍晋三首相は2012年12月の第2次政権発足後、アベノミクスへの期待感を政権の浮揚力にしながら、集団的自衛権の行使容認や原発再稼働方針など、国民の間で賛否の分かれる政策を打ち出してきた。衆院選では消費税再増税の先送り判断やアベノミクスへの評価を争点化したい意向を示すが、問われるべきは政権運営の手法を含めた「安倍政治」そのものだ。与野党には論争の深化が求められる。
4年間の衆院議員の任期を2年以上残しての今回の解散には「大義がない」との批判がつきまとう。首相は来年10月に予定されていた消費税再増税を1年半延期したことをめぐり「重大な変更について信を問うのは当然だ」と繰り返す。
ただ、今年7月に戦後の安全保障政策の大きな転換となる集団的自衛権の行使容認に踏み切った際には解散するそぶりも見せていない。不人気政策とされる増税の先送りで審判を仰げば、勝算が立つと考えたならば、「ご都合主義」との指摘は免れない。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ