戦力小出し投入に批判も 「イスラム国」掃討で米国 

 カーター米国防長官は1日、過激派組織「イスラム国」掃討作戦で特殊部隊の増強方針を示し、組織壊滅へ攻勢を強める構えを強調した。パリ同時多発テロを受けての措置だが、小出しに戦力を上積みする場当たり的な対応だとして批判の声も上がっている。

 下院軍事委員会の公聴会で特殊部隊を追加投入すると表明したカーター氏は、この部隊がイラクやシリアで「情報収集能力の強化、より多くの標的確保、急襲の機会増加という好循環を生み出す。さらなる勢いをもたらす」と力説。イスラム国に「一層の圧力をかける」と胸を張った。

 作戦指導などでイラクに展開する米兵は再派遣を重ねており、既に3500人規模に拡大している。シリアに関しても、軍事顧問団との位置付けで特殊部隊の派遣を10月に決めた。ロイター通信によると、今回示された追加派遣は200人規模とみられる。(共同)

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