40歳未満は自動運転車を信頼 〜 JDパワー調査

 40歳未満の消費者は年長世代と比べて自動運転車とその基幹システムへの抵抗が少ないことが、JDパワー&アソシエイツの調査「Tech Choice」で分かった。

 ロイター通信によると、国内の自動車所有者8000人を対象に行われた調査では、Y世代(1977〜94年生まれ)の56%が自動運転技術を信用すると答え、X世代(65〜76年)の41%、ベビーブーマー(46〜64年)の23%を上回った。特にY世代の3分の1は、自動運転システムに3000ドル以上を余分に出してもいいと考えている。

 調査結果は、ゼネラル・モーターズ(GM)やデルファイ・オートモーティブ、グーグルなど、自動運転車開発に力を入れる企業にとって期待が持てる内容となった。

 一方で、すべての回答者がハッキングやハイジャックなど車両の安全性に懸念を持っていた。価格に対する不満も明確に示され、自動運転技術の人気10位以内に入った車線変更補助機能の場合、1500ドルかかると分かった途端にトップ10圏外に消えた。見積もり価格を含めて最も人気が高かったのは、カメラを使った後方確認機能(300ドル)、スマート駐車機能(100ドル)、交通予測機能(150ドル)だった。

 若年購買層の場合、車線変更補助や交通渋滞回避などの運転支援機能のほか、ウーバー(Uber)やリフト(Lyft)といったインターネットを介して好きな時に使える配車サービスに対しても、比較的寛容な姿勢を見せた。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る