カーテンはいずれ不要に? 〜 ガラスの透明度変える技術で

 近い将来、窓のカーテンやブラインドからプライバシー保護の役目がなくなり、単なる装飾品になる可能性が出てきた。

 ロイター通信によると、ハーバード大学工学部大学院の研究チームは、スイッチを入れるだけで一瞬にして透明な窓を不透明にする新技術の開発に取り組んでいる。透明度や色を変えられる窓はすでにあるが、電気化学反応を使うため広い面積での応用が難しく、生産コストも高いのが難点だ。

 専門誌オプティカル・レターズに研究論文が掲載されたハーバードの新技術は、両面をナノワイヤー(極細の電線)で不均一に覆ったエラストマーをガラスに貼り付けるという方法で、コスト効果が高く商業利用も可能と見込まれている。エラストマーは弾性があって非常に柔らかいため、ワイヤーに電気が流れると両側から締め付けられて表面が変形し、凹凸が生まれて光が拡散され、ガラスが曇る。曇り方は電圧の強度によって変わる。

 化学反応ではなく物理学の応用なので、規模を拡大して商品化することも可能と考えられている。今後の課題は、低電圧でも変形する薄いエラストマーの開発だ。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  2. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  3. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  4. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  5. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  6. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  7.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  8. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
ページ上部へ戻る