年長社員への配慮欠くと大きな不利益に

 年長の社員に気を配り、働きやすい環境を作らないと会社に不利益が生じるという調査結果を、オーストラリアの大学研究班が発表した。
 
 ウォールストリート・ジャーナルによると、サウスオーストラリア大学とメルボルン大学の合同研究班が、45〜75歳の国内労働者666人の職場体験を調査したところ、年長の労働者にあまり好意的ではない職場で働く人は仕事への熱意や仕事から得られる活力が下がることが分かった。年長労働者にとって最も好ましくない職場で働く人は、最も好ましい職場で働く人に比べて19〜20%もやる気が低かったという。
 
 最もやる気が低かったのは、段階的退職といった制度がなく、上司や周りの同僚が年下で、肉体労働をする職場だった。調査報告書は米専門誌アカデミー・オブ・マネジメント・ジャーナルの2016年12月号に掲載された。
 
 報告書作成に関わったサウスオーストラリア大のキャロル・キュリク教授(人材管理学)は「うまく働けないのは、うまく働こうという気にならない環境だから」と話した。社員にやる気がないと会社には不利益な上、年長労働者は不満があっても人生の終盤に新しい仕事を探すより今の職場で働き続ける可能性が高く、キュリク教授は「やる気のない年長社員は非常に大きな問題」と指摘する。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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