シカゴが「マーテック」の都に

マーテック関連のソフトウェア開発会社が集中する場所として、シカゴが頭角を現している。マーテック(martech)はマーケティングとテクノロジーを合体させた造語で、販促技術やデジタル・ソリューションを指す。

フォーブス誌によると、ソーシャル・メディアを通じた販促サービスを提供するスプラウト・ソーシャル(Sprout Social)は、株式上場の計画を10月末に申請しており、IPO(新規株式公開)によって1億ドルの調達を目指す。

同社は、2万3000社以上の顧客を有し、利用料の売上高を着実に伸ばしているが、世界各地での市場占有率拡大に投資しているため、黒字にはまだ転換していない。従業員数は500人以上。

スプラウトは、「マーテック」業界におけるシカゴの主導的地位を象徴する存在だ。ほかの有力企業としては、アクティブキャンペーン(ActiveCampaign)も挙げられる。

2003年に設立されたアクティブキャンペーンは、2016年にサース(SaaS=software-as-a-service)会社に転換したことで事業成長を加速させ、158ヵ国に8万5000社以上の顧客を持っている。

業務用ソリューションを評価するG2では、販促自動化を手がける上位会社群の一社にアクティブキャンペーンを挙げている。

G2は、2019年7月末時点の調査データにもとづいて、シカゴ拠点のB2B技術会社50社を列挙する報告記事をまとめた。番付けには、1位と評価されたアクティブキャンペーンと12位に番付けされたスプラウト・ソーシャルのほか、グーグルのジーメールを使った販促サービスを提供するジーマス(GMass、3位)、オンライン広告キャンペーンを管理するプラットフォームを提供するセントロ(Centro、13位)、広告の出稿や効果測定のソフトウェアを開発する4C、32位)が含まれる。

G2によると、シカゴ拠点のデジタル技術ソリューション会社として最初に全国的に注目されたのは、2008年設立のグルーポン(Groupon)だ。シカゴは、グルーポンの登場以来11年間でマーテック業界の拠点になった。

【forbes.com/sites/peterandrewwilkins/2019/11/07/chicago-is-becoming-a-marketing-technology-leader/#6d7f618c5061】 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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