ランフラット・タイヤが不評〜減りが早く、修理不可能と
- 2013年4月23日
- 自動車関連
パンクしてもしばらく走り続けられる「ランフラット・タイヤ」は新車の燃費を伸ばす…という自動車メーカーの主張に反して、ドライバーの間では不評のようだ。
USAトゥデイによると、JDパワー&アソシエイツが実施した2013年標準装備タイヤの顧客満足度調査では、ランフラットが通常のタイヤより磨耗が早いという声が多かった。
ランフラット・タイヤはパンクしても最寄りの給油所やタイヤ販売店まで自力でたどり着けて、スペアタイヤを積まなくて済むという触れ込みで、メーカーが標準装備を増やしている。スペアを積まなければ車も軽くなり、燃費の向上につながると考えられる。
しかし、ランフラットは磨耗が早いらしく、JDパワー調査への回答を総合するとランフラットの耐用距離は通常タイヤより約6000マイル短い。さらに、新車のタイヤを少なくとも1本交換しなければならなかったという人が31%を占め、通常タイヤの場合の19%と大きな差があった。交換の最大の理由は「ランフラットは通常タイヤのようなパンク修理ができないから」だった。
車種別に見ると、ランフラットを装着した高級車では満足度が1000点中728点で、通常のタイヤより11点低かった。高性能車では665点と、67点低かった。
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