自律走行車、商用化は25年〜運転車支援技術は早晩実現

 自動車業界の専門家は、自律走行車が大衆市場で実現するのは2025年になるとの見方を示した。

 デトロイト・ニューズによると、コンチネンタル・オートモーティブで北米自由貿易協定地域(NAFTA)における最新式運転車支援システムの開発を指揮するクリスチャン・シューマッハー氏は、デトロイトで開催された自動車技術者協会(SAE)の年次世界会議で、「25年が自動車の自律運転実現のタイムフレームになる」との見方を示し、業界における大半の予想に同意した。

 一方、レーダーやカメラを駆使した歩行者認識や交通渋滞支援技術は、数年先にも実用化される見込みであるほか、他の技術も近い将来には実現する可能性がある。

 日産はこのほど、事故を回避するために車のハンドルを自動的に切る技術を公開した。最初に音響や視覚的な合図で運転者に警告した後に、近くの車線にスペースがあればハンドルを切ってブレーキを作動させるしくみだ。

 しかし、自律走行車にも潜在的なリスクは存在する。シューマッハー氏は「自動化の結果として事故が起きれば、全く新しい議論が必要になる」と語った。

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