日産、「リーフ」復活に自信〜現地生産化で価格低下

 日産自動車は、電気自動車(EV)「リーフ」の販売台数が当初の目標である年間2万台に近づくと自信を示している。

 リーフの販売台数は3月、過去最高の2236台に達した。ワーズ・オートモーティブ・リポーツによると、日産の自信の背景には、リーフの現地生産化による13年型車の値下がりと、大衆層をターゲットにした新マーケティング戦略がある。

 13年型車には、1カ月199ドルの36カ月リースが適用された。リーフが発売された10年12月時点では、1カ月349ドルに上っていた。

 テネシー州でリチウムイオン電池パックと電気モーターの生産が開始されたことで、13年型車は15%値下げされた。それでも、購入者の大半はリースを選択しているという。

 13年型車の購買層では、40%を家族が占めている。北米日産の新設ポストであるEV販売担当副社長、エリック・ゴットフリード氏は、「バリュー・サイズ」に焦点を当てた広告を通じ、家族の割合がさらに伸びると期待している。

 日産によると、EVの普及拡大は公共充電施設の拡大にも支えられている。国内では、30分で充電可能な施設が1万840カ所で利用できる。

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