車載スマート技術は安全の妨げ〜AAAが警告

 全米自動車協会(AAA)は、車への搭載が進むハンズフリーなどの「スマート情報技術」は不注意運転の防止にはつながらないと警告する調査結果を公表した。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、AAAの委託を受けたユタ大学が、ラジオや同乗者との会話など、不注意運転につながり得る6つの行動を調査したところ、ラジオや録音による書籍の朗読を聴くことは運転に大きな影響を与えないが、携帯電話での会話(手に持たないハンズフリー方式も含む)と車載の音声認識システムは、ドライバーの注意力の乱れにかなりの影響を与えることが確認された。

 BMWやクライスラー、フォードなど自動車メーカーが加盟する自動車工業会(AAM)は、今回の調査結果について「ハンドヘルドとハンズフリーが同程度に危険という指摘は誤った認識を与えかねず、われわれは極めて憂慮している」と論評し、重視しない姿勢を見せた。

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