塗装仕上げに最新技術を導入〜フォードとGM

 フォードとGMは、最新技術を導入して車両塗装の完璧な仕上げを追求している。

 USAトゥデイによると、フォードは塗装に伴う汚れの発見技術を工場に導入した。特殊な照明の下、高精細カメラを通じて微細なスキャンを行うことで、塩粒よりも細かい表面の不完全性を発見する。自動車メーカーはこれまで、こうした落ち度を見抜くために人の眼にたよっていた。しかし、3D画像システムを活用するほうが、角度や照明の調節を組み合わせると人の眼よりも完璧度が高くなる。

 フォードによると、最近ではピックアップ「Fシリーズ」が新技術を採用している。これまでの保証データから、同製品の塗装仕上げに対する顧客からの苦情は1年で82%削減される見通しだ。

 一方、GMの「ブルー・スート・クルー(Blue Suit Crew)」に所属するメンバーも、落ち度が一切ない入念な塗装仕上げを担当できるよう訓練されている。クルーは、ローションやコロン、デオドラントといった個人用品やシリコンなどが塗料に紛れ込んでいないかどうかを見極める。

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