クラウデラ、パブリック・クラウドに進出 〜 大規模データ分析をAWSで提供

 データ管理ソフトウェアをプライベート・クラウド向けに開発および販売し勢力を伸ばしてきたクラウデラ(Cloudera)は、企業向けデータ管理製品をパブリック・クラウドで提供する方針を打ち出した。

 ニューヨーク・タイムズによると、クラウデラによる今回の動きは、パブリック・クラウド市場の大幅成長が確実視されていることを裏付けるものであり、また、自社製品をパブリック・クラウドにも提供することで、今後の競争力強化を優位に運びたいという同社の思惑を示すと言える。

 クラウデラは、大規模データ(Big Data)分析の基盤となるオープン・ソース・プロジェクトのハドゥープ(Hadoop)を土台としたデータ分析ソフトウェアを開発している。

 「データのあるところにデータ管理製品を置く必要がある」「そして、その場所はパブリック・クラウドだ」と同社のマイク・オルソン最高戦略責任者は話す。

 クラウデラはパブリック・クラウドへの本格的進出にともなって、データ管理ソフトウェアを提供するパブリック・クラウドとしてアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)を選んだ。

 「マイクロソフトやグーグルのクラウドに行くという選択肢もあったが、市場を開拓しようとするなら、やはりアマゾンに行くのが良いと判断した」とオルソン氏は話す。

 クラウデラは、同社のソフトウェアを使うサーバーの数に応じて利用企業への請求額を決める。オルソン氏によると、その価格設定はAWSとの相性が非常に良いという事情もある。

 同氏によると、顧客企業がクラウデラのデータ管理ソフトウェアをパブリック・クラウドで使った場合、AWSでのサーバー使用料がほかのクラウド・サービスより割安になる。

 同氏はまた、大規模データ分析に必要となる高額の電算料金やストレージ料金をAWSが「民主化」した点を評価するとともに、ほかのパブリック・クラウドに比べて各種の機能やサービスを後から追加しやすい点も大きな魅力だと述べた。

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