インテル・キャピタル、日本のZMPに出資 〜 SDSの米マクスタにも投資

 インテルの投資部門であるインテル・キャピタル(Intel Capital)は、車の自律走行技術を手がけるベンチャー企業ZMP(東京都文京区拠点)に出資した。今回の投資額は非公表だが、インテルは1999年以来、日本の技術会社40社以上に総額4億4000万ドル以上を投資している。

 テレコムペイパー誌によると、インテルは、自動運転技術の開発を目指すZMPに出資することで、インテルの半導体をその分野で生かす機会を拡大させようと狙う。自動運転を可能にするには高度の半導体が何種類も必要となる。

 自律走行車の分野では、グーグルが社内敷地や高速道路から市街地での試験走行に前進し、また、トヨタや日産、ホンダでも開発を進めている。

 インテル・キャピタルはそれとは別に、SDS(Software-defined Storage)技術を開発する新興企業のマクスタ(Maxta)に2500万ドルを出資することを発表した。インテルのプラットフォーム上で稼働するSDSの開発を強化することが目的。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、2013年設立のマクスタは、ソフトウェアによって既存サーバーにストレージ機能を付け加える技術を開発している。

 SDSは、EMCやネットアップ(NetApp)といったストレージ大手の高額ストレージ製品を購入しなくても対応できるようにする技術として関心を集めている。マクスタの開発したソフトウェアを採用すれば、サーバーとストレージ・アレイの間でのデータ転送が不要になる。

 SDSは、SDN(software-defined networking)によってデータ・センター向けの高額通信網関連機器を買わずに済むようにする動きのストレージ版と言える。また、VMウェア(VMware)が1990年代に仮想化技術を導入してサーバーやデータ・センターが複数のOSやアプリケーションを共有できるようにしたことにも似ている。

 マクスタは、食品や小売、金融、ハイテクといった業界に顧客企業を多く抱える。

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