シャープ、エネルギー・ツールベースを統合 〜 蓄電の節約効果を正確に測定

 シャープは、自社の蓄電システムにエネルギー・ツールベース(Energy Toolbase)のソフトウェアを統合する。シャープはそれによって、蓄電システムを設置することで電気代をどれほど節約できるかを導入企業が簡単に見極められるようにする。

 クリーンテクニカによると、シャープは、単独または太陽光発電システムとの併用で販売している「スマートストレージ(SmartStorage)」のもたらす節約効果を正確に見積もるためのツールとして、エネルギー・ツールベースを活用する。

 大口の電力顧客がピーク時に支払う需要電力料金は、光熱費の大きな部分を占めるようになっている。米国やオーストラリアをはじめ多くの場所では、需要電力料金が高いため、蓄電システムによる節約効果を簡単に把握できれば、蓄電システム導入の有力な動機となる。

 「蓄電システムの導入提案は、作成に時間がかかることもある。電力会社の料金体系が複雑で、しかも頻繁に変更されるため、顧客に提案する見積もりの精度を確認するのは困難だ」とカーク・ストークス氏は話す。

 ストークス氏は、シャープが新しく設置したエネルギー・システムズ&サービシズ・グループの営業責任者。

 「エネルギー・ツールベースを使うことによって、シャープの蓄電プロジェクトを手がける業者がすばやく提案書を作成し、節約効果を正確に示せるようになる」。

 エネルギー・ツールベースの設立者兼最高経営責任者(CEO)のジョン・ガースキ氏はシャープとの提携について、「シャープは蓄電市場でもっとも定評ある企業の一つ」「直接統合が実現するのは大変嬉しいことだ」「蓄電プロジェクトの効果を分析するツールがほしいという声は、開発業者から常に寄せられてきた。シャープとの統合によってそれが実現する」と話している。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 九州より広いウッド・バッファロー国立公園には、森と湿地がどこまでも続いている ©Parc nati...
  2. 2022年12月9日

    住みたい国
    熊本県八代市の「くまモンポート八代」で 8月の終わりから9月中頃にかけて、私とニナは日本に飛...
  3. 2022年12月7日

    日常の些事
    冬の落ち葉 年齢を重ねると、だんだんと感動が薄くなるとはよくいわれる。ほとんどのことは過去に...
  4. 2022年12月6日

    美酒と器
    酒器の種類 酒器にはさまざまな素材、形のものが存在する。適切な器を選ばないとお酒本来...
  5. 契約上のトラブル 広範囲にわたる法律問題を扱う弊社にはさまざまなお問い合わせがありま...
  6. この号が出る頃、私とニナは日本での3週間の滞在を終えてアメリカに戻っているはずだ。ニナにと...
  7. 2022年10月7日

    森英恵の反骨精神
    裏庭の蝶 ファッションが好きな女性はたくさんいるだろう。私もその一人だ。休日の気晴らしは以前...
  8. およそ2000人の作業員により、6年間で建設されたリドー運河 カナダの首都オタワと、5大湖の...
ページ上部へ戻る