ボルボ・トラックが人員削減〜バージニア工場で734人

 スウェーデンのトラック製造大手ボルボ・トラックス(Volvo Trucks)は1日、バージニア州南部の工場で734人を解雇すると発表した。長距離の大型トラック需要の低下が理由。

 AP通信によると、人員削減が行われるのはニューリバーバレー組立工場。来年2月早々に3週間かけて実施される。同社のジョン・ミーズ広報担当者は「ハイウェイ・トラック業者が車両の刷新をほぼ終えたことで、この部門の需要が鈍っている」と話した。

 ニューリバーバレー工場は総面積が160万平方フィート、現在は同社工場では世界最多の2800人が働いている。人員削減は行うものの、ボルボは同工場を総工費3810万ドルで刷新する計画は変えない。

 一方、ボルボは同州ダブリンにも展示場、研修室、200席の映写室、1.1マイルの「体験コース」などを備えた3万6000平方フィートの施設建設を計画している。

 バージニア州経済開発機構(VEDP)のスザンヌ・クラーク報道官は、ボルボは好不況の周期がある市場を相手にしていると前置きしながら「トラック業界の需要が回復すればボルボ工場に雇用が戻ると確信している」と述べた。

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