ゼネラル・モーターズ(GM)は4日、スマートフォンを利用した配車サービス会社「リフト(Lyft、カリフォルニア州)」に5億ドルを出資し、提携すると発表した。リフトは事業展開を広げるのが狙いで、楽天も昨年3月に3億ドルの出資を公表している。
配車サービスでGM車を優先的に使ってもらうほか、将来の実用化を視野に入れて自動運転技術の開発で協力する。リフトはニューヨークやサンフランシスコといった国内大都市を中心に利用が急拡大。自動車業界では「マイカー離れ」を招くとの警戒も根強いが、GMが組むことで他社にも影響を与えそうだ。
リフトの配車サービスは他人と相乗りすることにより運賃を抑えられるのが特色。資産を共同で使う「シェアリングエコノミー(共有型経済)」の代表的な企業の1つとして注目を浴びている。(共同)
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