- Home
- ビジネス・社会
- What’s Up America?
- 一度見たら忘れられない? ニューヨークの雪対策、「塩倉庫」
一度見たら忘れられない?
ニューヨークの雪対策、「塩倉庫」
- 2015年10月9日
- 2015年10月20日号掲載
ニューヨーク・マンハッタンのウォーターフロントに、2000万ドルを投じて「塩倉庫」が建設中だ。高さ69フィート、名称は「スプリング・ストリート塩倉庫」。窓がなく、折り紙を思わせるデザインで、通りかかる人たちの注目を集めている。
9月16日付ニューヨーク・タイムズの記事(“A Building That Resembles What It Stores: Salt for New York City’s Roads”)によると、これはニューヨーク市内40カ所にある「塩倉庫」のひとつ。
風変わりなデザインで、コンクリートの塊に見える。ローワー・マンハッタンの道路に積もる雪をとかすための5000トンもの塩を保管する、大切な場所だ。
各種自然災害に耐えられるように、倉庫の壁の厚みは最高で6フィートある。
コンクリートの表面は、まるで氷河のように青く、光沢がある。この色はコンクリート内に混じったスラグによるもので、コンクリートが白っぽくなるにつれ、消えていく。
道路に積もる雪をとかすための塩は、チリから輸入し、スタッテン島経由でここに運び込まれる。高さ40フィートまで積み上げられ、必要に応じて補充されるという。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします