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LAドジャース、名物アナウンサーのビン・スカリー、スタジアム前の道路に命名
- 2016年1月29日
大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースで、半世紀以上にわたって実況中継アナウンサーとして活躍してきた、ビン・スカリー氏(Vin Scully)の名前が、本拠地ドジャースタジアムの入り口に続く道路につくことが決まった。1月29日、ロサンゼルス市議会で、全会一致で承認された。

Vin Scully – Los Angeles Dodgers Broadcasters.
© Jon SooHoo/Los Angeles Dodgers 2005
道路の名前は、「Elysian Park Avenue」だが、来季2016年のシーズンから、「Vin Scully Avenue」となる。
ドジャースタジアムの住所も、現在の「1000 Elysian Park Avenue」から、「1000 Vin Scully Avenue」に変わる。
スカリー氏は、ドジャースがニューヨーク・ブルックリンにあった時代から、球団の専属実況アナウンサーを務めてきた。球団の殿堂入りをすでに果たしている。来季で、実況中継をするのは67シーズン目となり、これを最後に引退すると表明している。
命名を聞いたスカリー氏は、球団を通じて、「胸がいっぱいだ」とコメントした。
「ニューヨークのストリートで育った私が、ロサンゼルスに自分の名前がついたストリートをもつなんて、信じられない。ドジャースタジアムへ続く道は、私の心に通じる道。55年もの間、世界で最もすばらしいエンターテインメントの中心のひとつであるドジャースタジアムへ続く、この道を歩けたのは、名誉なことだった。この場所が、私たちみんなに、多くの喜びを与えてくれた」
市議会に名称変更を提案したのは、ギル・セディーヨ市議会議員だ。29日、市議会には、ドジャース球団からは、沖縄生まれのデーブ・ロバーツ新監督(*詳細はこちら)のほか、中心選手のクレイトン・カーショウ、ヤイセイ・プイグらが出席。さらに、元監督のトミー・ラソーダ氏や、元選手のエリック・ケアロス氏なども顔を見せ、命名を後押しした。
ドジャース球団のスタン・カステンCEOは、「ドジャースのアイコンで殿堂入りしているビン・スカリー氏をたたえるのに、ストリートに名前をつける以上に最高の方法はない」「みんなが、ビン・スカリー・アベニューを運転して球場入りできる日を、心待ちにしている」とコメントした。
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