テニス錦織圭、今度こそ「よい結果を」インディアンウェルズ開幕「BNPパリバ・オープン」
文&写真/佐藤美玲(Text and photos by Mirei Sato)
- 2016年3月10日
テニスの男女トップ選手がエントリーする大会「BNPパリバ・オープン」が、3月7日、南カリフォルニア・インディアンウェルズで開幕した。
4大大会(全英、全豪、全仏、全米)以外で、男子プロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)が共催するテニスのトーナメントとしては、最大規模の大会だ。
世界ランキング6位、2月のメンフィス・オープンで大会史上初の4連覇を達成した、錦織圭選手も出場する。
3月9日、会場のインディアンウェルズ・テニスガーデンで、練習を終えた錦織選手が記者会見し、抱負などを語った。
砂漠のオアシス、パームスプリングスでの大会。本誌が、開催地に対する思いを聞くと…。「ここに戻ってくるのは、いつだって楽しい」と錦織選手。
「ただ、ここでは、まだよい結果を残せていないので、しっかり取り組まなくてはいけないと思っている」「最も大きなトーナメントの一つで、選手みんながこの大会を楽しむと思う」と話した。
錦織選手がBNPパリバ・オープンに出場するのは、これが8度目。昨年のベスト16が、過去最高の成績だという。
いまのコンディションを、「調子はいい。今年はうまくスタートが切れた」と評価。「これからの二つのトーナメント(インディアンウェルズとマイアミ)が大事なので、ステップアップしたい」
今回のパリバ・オープンには、セリーナ&ビーナスのウィリアムズ姉妹が久しぶりに一緒に出場する。前回チャンピオンのジョコビッチ、ナダルら、トップ&有名選手のほとんどがエントリーしているが、けがでフェデラーが欠場し、開幕直前に、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したことが明らかになったシャラポワも、不出場となった。
必然的に、メディアから選手たちへの質問は、「シャラポワ問題」に集中した。
錦織選手もコメントを求められ、「彼女が服用すべきではないものを服用していたというのを聞いて、驚いたし、非常に悲しく思う。テニス界にとって、男子テニスにとっても、非常に悲しいこと。詳細がわからないので、多くのことは言えないが…」と答えた。
錦織選手は、第5シードにエントリーしている。1回戦は不戦勝扱いで、2回戦から登場する。Mikhail Kukushkin(カザフスタン)か、Daniel Munoz de la Nava(スペイン)の勝者と対戦する予定だ。
◾️BNP Paribas Open
3月7日(月)〜20日(日)
www.bnpparibasopen.com(試合のチケット、宿泊パッケージなど)
visitgreaterpalmsprings.com(インディアンウェルズ周辺の最新情報)
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