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クレジットスコア開示無料に
金融機関、圧力受けやっと
- 2016年3月24日
- 2016年4月号掲載
個人の信用度を表し、金融機関が融資決定やクレジットカード発行の判断基準に使う重要な情報であるクレジットスコアを、本人が従来より簡単に見られるようになった。
AP通信によると、大手銀行やクレジットカード会社は現在、利用者にクレジットスコア(FICOスコア)を無料で開示するようになっている。個人の支払い履歴やカード返済歴などを基に算出されるクレジットスコアは、算出法の開発会社の名前を冠したFICO(ファイコ)スコアが最も一般的で、金融機関が住宅や自動車のローン審査、クレジットカードの発行審査、レンタカーや不動産賃貸などの審査を行う際にその人が借りた金をきちんと返すかどうかを客観的に判断するのに使う。
FICOイニシアティブと呼ばれる制度によって、金融機関は4年前から個人利用者にそのクレジットスコアを見せられるようになったが、実際に見せるところは少なかった。ディスカバー・フィナンシャルが2013年、カード発行大手としては最初に閲覧を可能にしたものの、JPモーガン・チェイスやシティグループなどが開示を始めたのは15年からだった。
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