草間彌生、ワシントンDCのスミソニアンで大規模回顧展が決定、2017年北米巡回も
- 2016年5月4日
世界で活躍するアーティスト、草間彌生(くさま・やよい)の大規模な回顧展が、首都ワシントンDCのスミソニアン博物館傘下の美術館「Hirshhorn Museum and Sculpture Garden」で開催されることが決まった。5月4日、同美術館が発表した。
回顧展のタイトルは、「Yayoi Kusama: Infinity Mirrors」。期間は、2017年2月23日から、5月14日まで。
草間の50年にわたる活動をまとめた回顧展をスミソニアンが開くのは初めて。ワシントンDCの後、シアトル美術館などを回る予定。草間の北米での巡回展は、約20年ぶりになるという。
回顧展では、一大現象ともなったシリーズ「Infinity Mirror Rooms」について、深く考察する。草間の代名詞ともいえる「polka dots」(水玉模様)を使った作品も展示するという。
また、観客参加型のインスタレーション「The Obliteration Room」も設置される。美術館のスペース全体を使って楽しめる展示になりそうだ。
草間は、TIME誌が今年4月に発表した「世界で最も影響力のある100人」にも選出された。長野県松本市生まれ。1958年にニューヨークに渡り、前衛アーティストとして頭角を現し、アンディ・ウォーホルらと並んで称賛された。
◾️詳細:Hirshhorn Museum & Sculpture Garden
hirshhorn.si.edu
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