1977年にディズニーが製作した実写とアニメの同名合成映画のリメイクとなる本作は、ドラゴンと少年の絆を題材にしている共通点はあるものの、オリジナルが子供だけを対象にしているのに対し、リメイク版は大人も楽しめるよう現実的で人間ドラマをしっかり盛り込んでいる。
森の中で孤児となるも、6年の間、ドラゴンに育てられた少年ピートが森林警備隊員のグレイスに発見される。ドラゴンと一緒に森で暮らしていたというピートの証言にグレイスは衝撃を受ける。なぜなら、自分の父親がかつて森でドラゴンに会ったと言っていたからだ。父親の言葉を信じるどころかバカにしていたグレイスは、父親を見る目が変わる。前後して、検査のために病院に収容されたピートが、ドラゴンに会うために森に帰ろうとするが……。
もちろん、ドラゴンはCGだが、最近の技術は本当に凄いと驚くと同時に、後入れとなるCGドラゴンを相手にリアルな演技をする子役にぶっ飛ぶ。特にグレイスの娘で、ピートと心を通わすナタリーに扮するオーナ・ローレンスは、近年、ハリウッドでひっぱりだこの子役なのも納得の演技を見せる。決して美人系ではない彼女だが、すべてがとてもリアルに見えるのだ。恐るべし子役だ。
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