「〜した方がいい」を英語で言う際に「Should」しか使ってない人へ
- 2017年7月18日
人に提案やアドバイスする時、または自分の意見を述べる際に「Should」を使って「〜した方がいい」と表現するのは既にご存知かと思います。しかし「Should」を使った表現だけでは、自分の想いの細かいニュアンスまで相手に的確に伝えることはできません。状況に応じて適切な表現の仕方があるのでご紹介します。
1) Had better
→「〜した方がいい・〜した方が身のためだ」
このフレーズは“Should”と同様「〜をした方がいい」を意味しますが、“Should”は単に提案・アドバイス・意見などをするのに対し、“Had better”は何か望ましくない事態を避けるために提案する場合に用いられます。例えば、風邪を引いているだけの友達には「You should go see doctor.(病院へ行った方がいいですよ)」でいいかと思いますが、転んで深い切り傷を負った友達には「You had better go see a doctor.(病院へ行った方がいいですよ)」と言うべきでしょう。病院へ行って直ぐに処置しないと悪化する可能性があるのでここでは“had better”を使う方が適切です。
✔︎“Should”は提案したことを実行することでポジティブな結果に繋がる。
✔︎“had better”は提案したことを実行しないとネガティブな結果に繋がる。
✔︎日常会話では“had better”を“’d better”と短縮し、また“d”を発音しない人も多い。「I had better」→「I’d better(I better)」、「You had better」→「You’d better(You better)」など。
・You’d better not leave your cell phone on the table. This is not Japan. Someone is going to snag it.(テーブルに携帯を置きっぱなしにせんときや〜。ここは日本ちゃうねんから。誰かが盗みよんで。)
・I’d better get going. I’m meeting a client in 15 minutes.(15分後にクライアントと会う約束があるので、そろそろ行かないといけません。)
2) Might as well
→「〜した方がよさそうだ」
このフレーズは、置かれた状況から判断して「〜をした方がよさそうだ」と提案をする場合に使われる表現です。肝心なポイントは、他により良い選択肢や方法がないが故に「〜した方がいい」と提案することです。例えば、あなたの家で友達と深夜までお酒を飲んでいたとしましょう。終電を逃し、タクシーで帰ると高額になることから「今夜、うちに泊まっていった方がいいよ」と友達に提案する場合は「You might as well spend the night here.」と言います。
✔︎日常会話では「他にすることがないから〜をしよう」という意味としても使われる。
✔︎“Might”を“May”に置き換てもOK。意味とニュアンスは全く同じ。
・I have nothing to do today. I might as well work on my project.(今日はやることがないので、プロジェクトに取り組んだ方がよさそうだ。)
・John is going to be an hour late. We might as well start ordering.(ジョンは1時間遅れるんやて。先に注文しとこか。)
3) It might be a good idea to _____
→「〜した方がいいかもしれない」
この表現を直訳すると「〜をするのはいいアイディアかもしれません」となり、控えめに提案したりアドバイスする際にピッタリのフレーズです。例えば「あのレストランはいつも混んでいるので予約をした方がいいかもしれません」と友達に提案する場合は「That restaurant is always crowded. It might be a good idea to make a reservation.」となります。
・It might be a good idea to read the reviews before you buy it.(その商品を買う前にレビューを読んだ方がいいかもしれません。)
・It might be a good idea to ask him for advice. He knows a lot about stocks.(彼は株について詳しいのでアドバイスを聞いてみたら?)
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