アメリカ人は「Shall I 〜 / Shall we 〜」とほとんど言わない?

「(一緒に)〜しましょうか?」を「Shall I / Shall we」と表すことができますが、実際のところアメリカ人の日常会話では「Shall」を使う事は少ないんです。ではアメリカ人はどのように表現するのか??カジュアル&丁寧な言い方に分けてご紹介したいと思います。


「Shall I」の表し方

1) Do you want me to _____?
→「◯◯しましょうか?」

友達や家族、同僚などに使える日常会話で最も自然でカジュアルな聞き方になります。話している相手に「(私が)〜しましょうか?」と提案や申し出をするときに使われます。

✔︎「Shall I」を「Do you want me to」に置き換えます。
✔︎会話では「Do」を省いて「You want me to _____?」と砕けた言い方で表す事がよくあります。

・Do you want me to open the window? [ Shall I open the window? ]
(窓を開けましょうか?)
・Do you want me to pick you up? [ Shall I pick you up? ]
(迎えに行きましょうか?)
・You want me to turn on the AC? [ Shall I turn on the AC? ]
(エアコンをつけましょうか?)

2) Would you like me to _____?
→「◯◯しましょうか?」

「Do you want me to _____」と意味は全く同じですが、「Would you like me to _____?」のほうが丁寧な言い方になります。お客さんや面識がない人などに使われることが多いです。

✔︎「Shall I」を「Would you like me to」に置き換えます。

・Would you like me to hold your bag? [ Shall I hold your bag? ]
(バッグをお持ちしましょうか?)
・Would you like me to have him call you back? [ Shall I have him call you back? ]
(こちらから電話させましょうか?)
・Would you like me to bring the wine list? [ Shall I bring the wine list? ]
(ワインリストをお持ちしましょうか?)

“Shall we” の表し方

1) Let’s _____.
→「(一緒に)◯◯しましょう」

アメリカ人の日常会話では「一緒に◯◯しましょうか?」を「Let’s ____.」とストレートに表すことが一般的です。とてもカジュアルな言い方で友達、家族、同僚など面識がある人にはこのフレーズを使うのが最もナチュラルです。

✔︎「Shall we」を「Let’s」に置き換えます。
✔︎アメリカ人は日常会話で「Shall」をほとんど使わないと言いましたが、「Shall we go? / Shall we get going?(そろそろ行きましょうか?)」の場合は例外になります。

・Let’s go to Starbucks. [ Shall we go to Starbucks? ]
(スターバックスに行きましょう)
・Let’s go shopping. [ Shall go shopping? ]
(ショッピングに行きましょう)
・Let’s study English. [ Shall we study English? ]
(英語を勉強しましょう)

2) Why don’t we _____?
→「(一緒に)◯◯をしませんか?」

相手を誘ったり、何かを提案するときに使われるフレーズです。提案しながらも相手の意見も伺うといった意味合いのある丁寧な言い方になります。カジュアルでありながら、失礼な印象も与えない便利な表現の仕方です。

✔︎「Shall we」を「Why don’t we」に置き換えます。

・Why don’t we go to dinner tonight? [ Shall we go to dinner tonight? ]
(今夜食事に行きませんか?)
・Why don’t we go for a drink? [ Shall we go for a drink? ]
(飲みに行きませんか?)
・Why don’t we play golf this weekend? [ Shall we play golf this weekend? ]
(今週末ゴルフをしませんか?)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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