「A lot of」の言い方に飽きてませんか?
- 2018年1月16日
これまで英語を話す多くの日本人と接してきて、ほとんどの方は「沢山の〜」や「大量の〜」を英語で言う際に「a lot of」のフレーズを用いており、他の言い回しで表現している人をあまり見かけたことがありません。今日は「a lot of」と言い変えられる表現を紹介するので、これらも意識して使うようにして、現状の英語力にさらに磨きをかけましょう!
1) A bunch of
→「たくさんの・かなりの数の」
“Bunch”は元々「束ねる」や「束」を意味することから、“A bunch of”は基本的に、同じ種類や同じたぐいの物事がたくさんある場合に使われる話し言葉です。例えば「漫画をたくさん持っています」は「I have a bunch of manga.」になります。
✔︎「沢山」をより強調したい時は「A whole bunch of」。
・He threw away a bunch of old clothes.(彼は大量の古着を捨てました。)
・I took a whole bunch of pictures in Hawaii.(ハワイでめっちゃめちゃ写真撮ったで〜。)
2) A ton of
→「たくさんの・大量の」
「1000kg」を「1トン」と表すように、本来“Ton”は重量単位を表す単語です。1トン=1000kgと大重量ということから、日常会話では「たくさんの〜」や「大量の〜」の意味として使われるようになりました。上記の“a bunch of”よりも「沢山」の度合いが強いですが、対象は同じ種類や同じたぐいの物事とは限りません。また、日本語の「超〜」と似た表現で、沢山あることを多少大げさに言っている響きもあります。
✔︎“Tons of”も用法と意味は全く同じ。(ロスでは“Tons of”をよく耳にする。)
・I’ve got tons of errands to run today.(今日は用事が山ほどあります。)
・She wears tons of makeup. I wonder how long it takes her to get ready every morning.(彼女、めっちゃ厚化粧やな・・・毎朝の準備にどれくらい時間かかってるんやろか。)
3) Plenty of
→「十分な・たっぷりな・潤沢な」
“Plenty”は「十分に」や「豊富に」を意味することから、“Plenty of”は、何かが十分にあること、または必要以上にたっぷりある状況で使われます。例えば、買い出しに行った友達が電話でお酒がいるか尋ねてきて、「お酒は十分にあるから、お茶を買ってきて。」と返答する場合は「We have plenty of alcohol. Can you buy some tea?」になります。
✔︎否定文では使わない。
・Make sure you rest and drink plenty of fluids. I hope you get better soon.(ゆっくり休んで、十分に水分補給するように。お大事に。)
・I got plenty of room in my trunk. I think we’ll be able to fit everyones suitcase in it.(うちの車のトランクは余裕あるし、みんなのスーツケースも入る思うで。)
4) Dozens of
→「数十個の・数十人の」
“Dozen”とは、同じ種類のものが12個のセットになった「1ダース」を意味します。会話では「沢山」というニュアンスを含めて「数十個の〜」や「数十人の〜」などを表す際に“Dozens of”が用いられます。ちなみに、「half a dozen」は「6個」、「a dozen」は「12個(1ダース)」、「2 dozen」は「24個(2ダース)」になります。
✔︎「沢山」をより強調したい時は「dozens and dozens of」。
✔︎「数百個・数百人」は「hundreds of」、「数千個・数千人」は「thousands of」
・We ordered half a dozen oysters and a pound of shrimp.(カキを6個、エビを1パウンド[約453グラム]注文しました。)
・Dozens and dozens of customers complained about their poor service.(いい加減なサービスに、大勢のお客さんがクレームをつけた。)
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