「Upset」の代表的な用法3パターン
- 2018年2月15日
「Upset」はネイティブの日常会話において使われる頻度の高い単語です。なかでも、人の感情を表す際に形容詞として使われるパターンがよくあるのですが、日本語には直訳できない表現のためか、日本人にとってはその用法がちょっと厄介のようです。そこで今回は、誰でも簡単に「upset」を使いこなすことができるよう、3つの代表的な用法をご紹介します。
1) I am upset.
→「(私は)怒っている / 悲しんでいる / 失望している・・・etc」
まずは人の感情を示すパターンについて。日本語では一言で表現できないのですが、怒ったり、悲しんだり、失望したり、動揺したり、不満に思ったり・・・などの気持ちが混同したネガティブな感情を意味します。一般的に、気が動転し冷静さを失うような状態のことを言いますが、会話の流れや状況からどのような感情なのか判断する必要があります。例えば、彼氏が浮気したことを知った彼女のことを「She is really upset」と言うと、「彼女は腹を立ている」と捉えられる一方で、「動揺している」や「失望している」とも捉えることができます。
✔︎「Upset someone」→「〜を怒らせる/悲しませる」
・I’m sorry, Anne. I didn’t mean to upset you.(アン、ごめんね。怒らせるつもりはなかったんだ。)
・She is upset because she feels like everyone is blaming her.(みんなに責められている気がして、彼女は悲しんでいます。)
2) That’s a major upset!
→「大番狂わせ!」
サッカーや野球などのスポーツの試合において、実力的には格下のチームが格上のチームに勝利するなど、勝敗が予想外の結果になる意味として“Upset”が使われるパターンです。例えば、2015年にラグビー日本代表が、W杯で優勝候補の南アフリカを破るという大番狂わせを起こしましたが、あれはまさに「That was a major upset!」ですね。
・We came so close to upsetting Germany. We’ll get them next time!(あとちょっとでドイツに勝てたのに。次回は絶対に勝つ!)
・I always root for the underdogs. I love watching upsets.(私はいつも勝ち目の薄いチーム側を応援します。番狂わせが起こるのを見るのが好きです。)
3) I have an upset stomach.
→「おなかの調子が悪い」
腐ったものを食べてお腹の調子が悪くなったり、脂っこいものを食べて胃がむかついたりするなど、全般にお腹の調子が良くないことを表すフレーズが“Upset stomach”です。ただし、「お腹(stomach)」の調子が悪い場合のみに使われる表現で、“Upset head”のように他の身体の部位に対しては使えないので気をつけましょう。
✔︎「I have an upset stomach」→「お腹の調子が悪い」
✔︎「_____ upsets my stomach」→「〜を食べると/飲むと、お腹の調子が悪くなる」
✔︎「Give someone an upset stomach」→「〜のせいで、お腹の調子が悪くなる」
・Eating too much fried food upsets my stomach.(揚げ物を食べ過ぎると胃がもたれるんだよね。)
・I think the smoked salmon I had for lunch gave me an upset stomach.(お昼に食べたスモークサーモンのせいで、お腹の調子がおかしくなった気がする。)
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