英語で「だんだん好きになる」を自然に表現
- 2018年2月17日
皆さんは「徐々に〜が好きになる」と英語で言いたい場合、どのように表現しますか?私のこれまでの経験からすると、「I like _____ little by little.」のように「little by little」というフレーズを使って表現する日本人が多い気がします。決してそれがダメだと言うわけではないのですが、より自然な言い方があるのでご紹介しようと思います。
1) have/has come to like/love _____.
→「〜が徐々に好きになる」
“have/has come to”は「~するようになる」を意味し、当初はあまり好きでなかったことが、徐々に好きになることを表す場合によく使われる言い方です。例えば、英語を勉強し始めた当初は英語がすごく苦手で嫌いだったのに、学習していくうちに徐々に好きになっていったと言うなら「I’ve come to like English.」と言います。
✔︎他にも、以下の動詞と組み合わせた表現がよく使われる。
・I have come to appreciate ______(〜を感謝するようになった)
・I have come to realize _____(〜を気づくようになった)
・I have come to understand ______(〜を理解するようになった)
・I have come to believe ______(〜を信じるようになった)
・I’ve come to realize that the most important thing is to take action.(行動することが最も重要だと気づくようになりました。)
・Once I became a father, I’ve really come to appreciate my parents.(自分が父親になったことで、自分の両親のありがたみがわかるようになりました。)
2) Grow on someone
→「だんだん気に入るようになる」
この表現も上記1)と同じ意味合いですが、何かをすればするほど、その良さが分かってくるといったニュアンスが含まれます。例えば、最初聞いた時はイマイチだった曲も、聞けば聞くほど好きになった経験はありませんか?そんな時に「This song grew on me.(この曲は聞けば聞くほど好きになった)」と言うことができます。
✔︎「I have grown to like/love _____」も同じ意味合い。
・Once you live in a place, it grows on you.(住めば都だよ。)
・I didn’t like my English teacher at first, but she has grown on me.(最初は英語の先生のことがあんまり好きちゃうかってんけど、だんだん好きになってきてん。)
3) Acquire a taste for _____
→「徐々に(食べ物/飲み物)が好きになる」
“Acquired taste”は何回か食べる(飲む)うちに、だんだんと美味しく感じるようになること、いわゆる「慣れ親しんだ味」を意味します。例えば、大半の人はビールや焼酎、納豆などが当てはまるのではないでしょうか。初めて飲んだ時や食べた時から美味しいと思う人は少ないかと思います。
・Cilantro is an acquired taste. It grows on you over time.(パクチーは、だんだん好きになっていく味です。食べれば食べるほど、良さが分かってきます。)
・I know that stinky tofu is an acquired taste but I don’t think I can ever eat it.(臭豆腐は、食べれば食べるほど美味しくなっていくんやろうけど、うちには無理やわ。)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします