代表的な「Chill」の4つの用法
- 2018年5月24日
皆さんは英語を話す際に「Chill」という単語を使っていますか?ネイティブの人とよく話す機会がある人はお気づきかと思いますが、この「Chill」という単語はネイティブの会話では結構な頻度で用いられています。本来は「冷える・冷やす」または「寒気」などを意味する単語ですが、全く違った意味で使われることもあるので、今日はネイティブがよく口にする表現を4つご紹介いたします。
1) It’s chilly
→「肌寒い・冷んやりする」
“Chilly”は“Cold”ほどではないが、ちょっと肌寒いことを意味します。日本の春または秋の朝夕のような冷んやりした気温や、エアコンで必要以上に冷えた部屋にいる場合によく使われる表現です。
✔︎使い方:「Be動詞」 + 「Chilly」
・It’s a little chilly in here. Can you turn down the AC?(この部屋ちょっと肌寒いね。エアコンを弱めてくれますか?)
・It was chilly in San Francisco.(サンフランシスコは肌寒かったです。)
2) Have/Got the chills
→「寒気がする」
このフレーズは、病気などで寒気を感じて身体がブルブルしたり、気持ち悪いものを見てゾッとしたりぞくぞくしたりすることを表現する場合に用いられます。例えば、発熱で寒気を感じる時は「I have the chills.(寒気がする)」と表します。しかし、恐怖心を表す場合は「Give one the chills(ゾッとする)」と言うのが一般的です。
・Last night I suddenly got the chills and started shaking.(昨夜な、なんか急に寒気がして、身体がブルブル震えだしてん。)
・Did you see that picture? It gave me the chills!(あの写真見た?ゾッとしたよ!)
3) Chill (out)
→「落ち着く・落ち着け」
家でのんびりしている状態やリラックスできる穏やかな音楽、またはお店の落ち着いた雰囲気などを表現する際に用いられるフレーズです。また、興奮している人、テンパっている人、激怒している人などに対して「落ち着いて!」と言う際に、「Calm down」の代わりに「Chill out」と言うこともできます。
✔︎動詞として使う場合は「Chill」と「Chill out」どちらでもオッケーだが、形容詞として使う場合は「Chill」のみになる。
✔︎どちらかというと若者が使う表現。
・I love Nujabes. His songs are really chill.(Nujabesの音はとても落ち着いていて大好きです。)
・Stop yelling. Chill out!(怒鳴らんといてっ!落ち着きーやー。)
4) Chill (out)
→「遊ぶ」
「Chill (out)」は上記3)以外にも「遊ぶ」の意味としても用いられます。しかし、クラブやパーティーに行って派手に遊ぶというよりは、カフェや居酒屋で友達と一緒にゆっくりとした時間を過ごすニュアンスになります。同じ意味を持つ表現に「Hang out」という言い方がありますが、「Chill (out)」の方が若者の間で使われる傾向があります。友達に「今夜遊ぼうよ」と誘う場合は「Let’s chill (out) tonight.」と表現します。
✔︎「〜と遊んでいる」は「Chill (out) with _____」
✔︎私の周りでは「遊ぶ」の意味として使う場合「Chill out」ではなく「Chill」と言っている。
・I’m chilling with Mike at Starbucks right now.(今、マイクとスターバックスにいるよ。)
・Do you want to grab some beers and chill tonight?(今夜ビールでも飲みに行かへん?)
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