日本人がよく誤解する「You」の使い方
- 2019年1月24日
英語の「You」は「あなた」を意味することは説明するまでもないですが、ネイティブの日常会話では「あなた」以外の意味としても使われていることはご存知ですか?その用法を理解しておかないと、大きな勘違いをしてしまいかねないので、しかっり覚えておきましょう。
パターン1
「You」=「あなた」そのままの意味としての使い方
まずは、皆さんもお馴染みの「あなた」や「あなたたち」からスタートをしましょう。話している相手やグループを示す時に“You”が使われます。例えば、「あなたはどう思いますか?」と相手の意見を尋ねる場合は「What do you think?」、「あなた達はイベントに行くの?」と友達のみんなに聞くときは「Are you guys going to the event?」のように表現します。
日本語の日常会話では、主語の「あなた」を省いて話すことが多いですが、英語では相手のことについて話す場合は、必ず主語の“You”を入れる必要があります。例えば、友達とレストランに行って、相手に何を注文するのか自分から尋ねる時、「あなたは何にするの?」と日本語で表現するのはちょっと違和感ありますよね(笑)しかし、英語では必ず主語の“You”を入れて、「What are you going to order?」と言う必要があります。
・When are you guys leaving for Hawaii?([あなたたちは]いつハワイに行くの?)
・You don’t have to apologize. It’s not your fault.([あなたは]謝る必要はありません。あなたのせいではありません。)
パターン2
「You」=「世間一般」の意味としての使い方
アメリカ人の友達に突然、「Do you have to take your shoes off in here?」って聞かれたらどう思いますか?「靴を脱ぐのは“私”だけではなく、“あなた”も脱がないといけないんだよ!」と勘違いして、ちょっとイラっとくる人もいるのではないでしょうか?実はここでのYouは、あなたを特定しているのではなく、世間一般の人のことを指しています。なので、アメリカ人の友達が、「Do you have to take your shoes off in here?」と聞いてきたとしても、「ここではあなたは靴を脱がないといけないの?」とあなたに限った話をしているわけではなく、「ここでは靴を脱がないといけないの?」と来る人全員が靴を脱がなければならないのか聞いていることになります。Youは話者も含め、世間一般の人を表す口語的な言い方として使われます。
特に一般的なルールや決め事について話す時に使われる傾向があり、「You have to wear your seatbelt in California.(カリフォルニアではシートベルトを着用しないといけません。)」 や「You have to be on time in Japan.(日本では時間を守らないといけません)」のように使うのが一般的です。
・How do you turn on this tablet? Do you push this button?(このタブレットってどうやってつけるの?このボタンを押すの?)
・The older you get, the less you care about what others think.(歳をとればとるほど、周りの目を気にしなくなる。)
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