Hurt を口にしよう
- 2019年5月7日
英語を話す際に「Hurt」という単語を口にしますか?「傷つける」や「痛む」と単語の意味だけは理解しているけど、会話ではほとんど口にしない・・・なんて方も多いのでは?今回のコラムでは、ネイティブもよく口にする「Hurt」を使った代表的な言い回しを4つご紹介します。簡単に使える表現ばかりなので、ぜひこの機会にマスターして表現の幅を広げましょう!
1) It doesn’t hurt to _____
→「〜しても損はない / 〜してみたら」
この表現を直訳すると「〜をしても痛くない」ですが、ニュアンス的には「〜しても問題ない、損はない」と言う意味としてよく使われます。人に何かを勧める時や提案する時の「〜してみたら?」の意味としても用いることもあります。基本的に何かをすることによってプラスの結果に繋がるニュアンスが含まれます。
例えば、アニメを見て日本語を勉強しようか迷っている外国人の友達に対し、「It doesn’t hurt to watch anime. Actually I think it’s a great way to study Japanese.(アニメを見ても損はないよ。実際、とても良い勉強法だと思うし。)」という具合に使うことができます。
✔︎「It doesn’t hurt to ask」や「It never hurts to ask」で「聞くだけ聞いてみたら」を意味する。
✔︎「It won’t hurt」や「It can’t hurt」と表現してもOK。
・I know that he’s really busy with work but it never hurts to ask. He might help you out.(彼は仕事でとても忙しいけど、聞くだけ聞いてみたら?手伝ってくれるかもよ。)
・It won’t hurt to try. That’s the only way you’ll find out.(とりあえず、やってみたら?やっとみないと分かんないし。)
2) Hurt someone’s feelings
→「人の気持ちを傷つける」
嘘をついたり、ひどいことを言ったり、裏切ったりして相手の気持ちを傷つけることを「Hurt someone’s feelings」と言います。Hurtは身体的、そして精神的な痛みの両方に対して使うことができ、一般的に人を悲しませる意味合いが込められています。
✔︎「私は〜に傷ついた」は「I was hurt by _____.」と表現する。
・I’m sorry if I hurt your feelings. I didn’t mean it.(もし、あなたを傷つけたんだったら、ごめん。そういうつもりじゃなかったんだ。)
・I can’t believe you made fun of me in front of everyone. I was hurt by that.(みんなの前で私のことを馬鹿にするなんて信じられない。傷ついたよ。)
3) Hurt one’s chance to/of _____
→「~するチャンスを駄目にする」
この表現を直訳すると「チャンスにダメージを与える」ですが、一般的に「チャンスをダメにする」や「好機を妨げる」などの意味としてよく使います。例えば、プロ野球のドラフトに選ばれるくらい才能がある高校球児がスキャンダルに巻き込まれた際、「That incident is going to hurt his chances of getting drafted.(あの事件のせいで、彼のドラフト選抜のチャンスはダメになるだろう)」という具合に使われます。
✔︎「イメージダウン・イメージを悪くする」は「Hurt one’s image」、「評判を傷つける」は「Hurt one’s reputation」と表現する。
・Barry Bonds is a great baseball player but his use of steroids hurts his chances of getting into the Hall of Fame.(バリー・ボンズは偉大な野球選手だが、彼のステロイド使用が殿堂入りの可能性を損なうだろう。)
・That actor was caught drinking and driving. That’s going to hurt his reputation.(あの俳優は飲酒運転で捕まったから、評判が悪くなるね。)
4) (That) hurts
→「(それは)応える / きつい / 辛い」
精神的なダメージを受けて心が痛んだり、何か問題が発生して困難な状況に置かれた状況などの“辛い”気持ちを表現する際にもよくHurtを用います。例えば、人材不足に悩まされて困っているうえに、有能な部下が退職届を出してきたと嘆いている友人に対して、「That hurts(それは辛いね。)」と言うことができます。
・The truth hurts doesn’t it?(真実って辛いものだよね?)
・You totaled your car? That’s got to hurt. How are you going to get to work?(事故って車が全壊したの?それは辛いね~。どうやって仕事に行くの?)
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