輝く夏に訪れたいシアトル

シアトルといえば、雨、コーヒー、IT企業、ボーイング社、スペースニードル、シーフード、レーニア山、ウォーターフロント、パイクプレイスマーケットの魚投げ、シーホークスやマリナーズなど、パッと思い浮かぶものはいくつもあります。しかしこれだけでなく、シアトルのアトラクションはまだまだたくさんあります。今回は、夏にこそ輝くシアトルの魅力をご紹介します。

シアトルといえば景色!

ケリー公園から望むシアトル

シアトルのダウンタウンの西側はエリオット湾に面し、北はユニオン湖、東はワシントン湖など、入り江や湖が複雑に入り組んだ地形がシアトルの景色をより美しいものにしています。シアトルに飛行機で行く時は窓際の席がおすすめです。シアトル・タコマ空港に降り立つ前の数分間の空からの景色は、初めて訪れる方を驚かせ、地元の人を何度も魅了するほどの美しさ。

シアトルの景色は平地でも楽しめますが、スペースニードルやコロンビアセンターの展望台から、または水上飛行機に乗って空から楽しむこともできます。パンフレットやガイドブックと同じ景色を撮るなら、レーニア山を見晴らすクィーン・アン地区のケリー公園へ。ダウンタウンからは車で15分程度、ツアーやUberなどで簡単に行くことができます。

シアトルといえば粉もん!

Serious Pie

ワシントン州は、日本の製粉会社も進出しているほど良質の小麦粉が採れる州。シアトルには、地元産の小麦粉で作られるおいしいパンやスイーツを提供するベーカリーやカフェが、数えきれないほどあります。その中で一押しは、ウェスト・レイクユニオン地区にある「Serious Pie and Biscuit」、シアトルの有名シェフであるトム・ダグラス氏がプロデュースするお店です。お店で手作りされるビスケット(日本でいうところのスコーン)はそのままでもおいしく、甘いジャムをつけてコーヒーと一緒にいただいてもよし、フライドチキンとグレービーソースと合わせた塩味の一品も、周りのテーブルの誰かが必ず注文しているほどの人気ぶりです。

biscuit with fried chicken and gravy

そのほかにも、地元素材にこだわったサンドイッチがおいしい「Homegrown」、オバマ大統領も訪れたドーナツの名店「Top Pot Doughnuts」、フレンチトーストならグリーンレイク近くの「The Butcher & the Baker」や、キャピトルヒルの「Oddfellows」。シアトル生まれのパンケーキ「ダッチベイビー」が人気の「Tilicum Place Café」はスペースニードル近くにあり、さまざまな場所でシアトルの粉もんの奥深さに触れられます。

Top Pot Donuts

Butcher and the Bakerのfrench toast

 

シアトルといえばお酒!

ウィスキーのWestland Distillery

ワシントン州は優良な小麦だけでなく、全米最大のホップの産地。ビールがおいしくないはずがありません! 「Manny’s Pale Ale」「The Pike Brewing Company」「Elysian Brewing Company」と、個性的なビールの数々が市内の至る所で楽しめます。そしてウィスキーも、ダウンタウンの港にほど近い「Copperworks Distilling」、SODO地区の「Westland Distillery」、ウェスト・クィーンアン地区の「Batch 206」などがテイスティングルームを備えています。

さらにワシントン州といえば、全米でも名だたるワインの産地。どのレストランもコロンビアバレーのセレクションを豊富に取り揃えています。シアトルから車で30〜40分のWoodinvilleやSnoqualmieなどに多くのワイナリーがあるので、ワイナリーツアーに参加するのも楽しいでしょう。

St. Michele Winery

シアトルのグルメは続く!

Pike Place Market

シアトルのシーフードは、景色とともに楽しむものと言っても過言ではありません。アルカイビーチにある「Salty’s」、バラード地区からピュージェット湾を見晴らす「Ray’s」、サーモンベイの「Chinook’s」、ウォーターフロント北側の埠頭にある「Aqua by El Gaucho」など、どれも水辺の風景がさわやかな人気店。あらかじめ予約していくことをおすすめします。パイクプレイスマーケット内の「Lowell’s」や「Athenian」でも、ピュージェット湾の景色とシーフードを楽しむことができます。

そのパイクプレイスマーケットでぜひ押さえたいのは、「Beecher’s」というチーズ屋さん。Flagshipというセミハードチーズや、マカロニ&チーズが絶品です。お店の開いている間だけでなく、開店前の早朝、巨大なバスタブのような容器に牛乳を注ぎ込んで仕込みを始めている様子や、閉店後にそのタブをていねいにていねいに掃除をしている様子まで、店舗のガラス張りの部分から見ることができます。

シアトルでは庶民的な食事もレベルが高いのが嬉しいところ。バラード地区の「Un Bien」、フリーモント地区の「Paceo」は、本場マイアミから遠く離れていますがキューバン・サンドイッチの人気店です。そしてセーフコフィールドの南のSODO地区にある「Jack’s BBQ」は、本場テキサスのバーベキューをしのぐほどのおいしさと評判です。恐るべし、シアトル・グルメ!

シアトルといえば、イベント!

Fremont Solstice Parade

秋冬春は雨の多いシアトルだからこそなのか(きっとそうです)、夏のシアトルのイベントはこれでもかというほど盛りだくさん。6月22日(土)は夏の始まりを裸で楽しむFremont Solstice Parade、6月29〜30日はいくつものLGBTQパレード、7月にはフードフェスティバルやビールフェスティバル、8月2〜4日はど派手な航空ショーや戦艦の見学もできるシーフェア、8月30日〜9月22日は大人もこどももみんなが楽しめるWashington State Fairなどが続きます。スペースニードルで有名なシアトルセンターは、ほぼ毎週なんらかのイベントが行われています。

Seafair

Seafair

2018年には中部国際空港にシアトルのテーマパークができ、2019年は成田や関空からの便が就航して、シアトル~日本間は毎日4便。アメリカの各都市からも直行便が多いので、日本の方にもアメリカ在住の方にもますます便利な行き先です。さあ、エメラルドシティといわれる美しいシアトル、今年の夏の旅行にいかがですか?

Universal Mobile

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

石井光 (Ishii Akira)

石井光 (Ishii Akira)

ライタープロフィール

旅行会社勤務。広島出身。在米12年。ジョージア、ウィスコンシン、ニュージャージー、テキサス、カリフォルニア、ワシントン州を経て、現在2度目のニュージャージー生活。その間アメリカの都会から地方まで40州200都市以上を訪問。あるときは真正面から、またあるときは裏側から、アメリカ各地をご紹介します。

この著者への感想・コメントはこちらから

Name / お名前*

Email*

Comment / 本文

この著者の最新の記事

関連記事

Universal Mobile
資格の学校TAC
アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用
Universal Mobile

注目の記事

  1. 2021年6月8日

    産後うつ
    文章を書く時、明確なルールを自分に課している。それは家族のこと、仕事のことは一切書かないとい...
  2. 2020年6月に高校を卒業したニナは、その年の秋に自宅から車で40分ほどのカリフォルニア大学...
  3. バイデン大統領は2021年3月、新型コロナウイルス経済対策法案に署名し同法が成立しました。米...
  4. フロリダ州の南端に位置するエヴァーグレーズ国立公園は、北米最大の湿原地帯。フロリダ半島の真ん...
  5. 幼児期 “何を読むか” ではなく “これを読みたい” が重要 「この絵本、楽しそう。うちの...
  6. 自動車保険への加入はアメリカのほとんどの州法で義務付けられていますが、the Insuran...
  7. ニナが進学したカリフォルニア大学からは、「ペアレントナイト」といったタイトルのバーチャルイベ...
  8. ワシントン州の北西部、オリンピック半島に位置するオリンピック国立公園。約100万エーカーもの...
ページ上部へ戻る