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Howdy Y’all !!!
文/山田由美(Text by Yumi Yamada)(テキサス州)
- 2019年7月23日
今年はストームが多くて大変です、と毎月書いている気がするダラスからお送りします。春先には雹被害、6月には強力なサンダーストーム、そして7月にもサンダーストームがあり、またしても洪水や停電がいたる所で起こりました。その後、毎日ガンガンに暑くなり、大雨のおかげで湿気も高く、まるで今年のダラスは一気にヒューストン(湿気が多い)になってしまったかのようです。
さて、7月といえば独立記念日、7月4日がありましたね。自宅や友人宅でBBQをして、その後花火を楽しむ人も多いですが、7月4日のロングウィークエンドを利用して長めの夏休みを取る方も多いです。ダラスからは全米どこに行くにも約3時間なので、非常に便利なロケーションだと思います。
意外に知られていないのですが、ヨーロッパへ行くにも9時間前後なので、かえって日本に行くよりも近いんです。夏の間は直行便の数も増えます。今年は新築の物件も増え、新しいアパートも何件も建ち、毎日人口も増えていてダラスのマーケットは活気に溢れています。そこで物件金額の高いイギリスではどんな感じなのかと思い、行ってきました。
物価の高さでは世界の1、2位を争うロンドン。町の不動産屋さんの広告を見ましたが、まず売買金額にビックリ。2ベッドルームのペントハウスは約2億ドル。郊外で見た物件も40万ドル超えでした。田舎にあるレンガ造りのお宅なのですが、敷地面積を考えると結構高いと感じました。
また、驚いたことに、ロンドン市内では1週間単位で賃貸物件が借りられます。ダラスで1週間単位の賃貸はあり得ません。賃貸金額や通勤の便利さを考えると、ダラスの投資物件はかなりお買い得なのだと改めて思いました。
移動手段も、市内の移動はほとんどがTube(地下鉄)かBus。歩いて2駅なんて当たり前でした。空港に近めのホテルからロンドン市内まで車で行こうとしたら、20マイル離れている目的地に着くまで1時間45分かかりました。
朝晩のラッシュもひどいようで、町なかに住むには家賃が高いし、郊外からだと車通勤は地獄だと思わされました。さすがに土日は少し空いていましたが、市内はやっぱり混んでいて、駐車場を探すのにひと苦労したうえに駐車料金が高く、狭くて止めにくい。ロンドンに住むのは響きが素敵ですが、ダラスの広い空に慣れてしまうと難しいかもしれません。
郊外の物件もかなり高いので、投資物件を購入するには難しいと思いますが、旅行で行くとなると話は違います。どこまでも続く田園風景、一度は行ってみたくなる湖水地方など、イギリスは魅力的な国です。
あまり日本の方には知られていませんが、昔の車や過去F1で活躍した車で行われるロンドン郊外にあるGoodwood Festival of Speedにも行ってきました。世界各国のレーシングカーやレーシングサイクルが集結、モータースポーツファンで賑わうイベントです。毎年6月下旬から7月上旬に行われるのですが、今年はピッタリ7月4日から始まるとあり、見に行きました。
今年のテーマはアストン・マーティン。初めてGoodwoodでレースに出てから70年の記念する年で、レース開始前にオーケストラが007の曲を演奏して大々的に花火が上がり、車ファンでなくてもいろいろと楽しめます。
クラシックカーもあり、各ブース(TOYOTA、HONDAはもちろんあり)での車の展示や試乗会等あり、開催期間の4日間すべて通っても全部見切れないくらいです。もし一度イギリスに行ってみたいと思っている方は、ぜひこちらのレースにも行ってみてください。
ちなみに私が冒頭で「Howdy Y’all!!!」と書いたのは、テキサン(テキサス地元民)が言う「Hello, Everybody!」もしくは「How do you do? Everybody?」のテキサス訛りです。「Y’ALL Come Back」と最後に言うことも多いのですが、こちらは皆さん、ぜひテキサスに帰って来てくださいねという意味です。
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