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〔シンガポール〕昇降機の遠隔監視、日立が海外6カ国で提供
- 2019年10月1日
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日立製作所の子会社、日立ビルシステムが、エレベーターの遠隔監視・保全サービスの海外展開を本格化する。10月1日にシンガポールでの提供を開始し、順次他の5カ国・地域にも拡大する。2022年3月までに遠隔監視対象のエレベーターを4500台とするのが目標だ。
日本に設置した管制センターから遠隔で、エレベーターの稼働データをリアルタイムに収集し、機器の状態を監視。データ分析結果に基づき、故障などの予防保全を行う。日本の管制センターから各国・地域の管制拠点に分析データや故障情報を送信し、各地で保全エンジニアが出動する仕組みだ。
21年3月までには、人工知能(AI)を活用したデータ解析に基づき、保全エンジニアの復旧作業を支援するシステムも導入する計画という。
遠隔監視・保全サービスは、日本国内で過去30年余りにわたって提供してきた。今後はシンガポール、香港、タイ、マレーシア、フィリピン、インドの6カ国・地域でも提供する。6カ国・地域には遠隔監視の対象となるエレベーターが2万4000台ある。
日立ビルシステムの広報担当者によると、中国でも同様のサービスを提供しているが、国のデータ持ち出し規制を受け、同国内で独立したシステムの下で運用している。日本基準の遠隔監視・保全サービスを国外で提供するのは今回が初という。
情報提供:株式会社NNA
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https://www.nna.jp/corp_contents/infomation/2019/190802_nna/
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