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Howdy Y’all !!!
- 2020年6月19日
ダラスエリアは雨の多かった時期も過ぎ、毎日暑い日が続いています。コロナウィルスの感染拡大防止のための外出禁止期間はトレイルを散歩する人や池でフィッシングをする人も多く、逆に人が多すぎて散歩自体することが心配でしたが、この暑さで日中は人を見かけることも少なくなってきました。それでも以前に比べると散歩をしている人は相変わらず多く、家から出られないことがストレスになっているのだとは思います。
ダラスエリアでは外出禁止が緩和されてレストランも徐々に営業を再開し始めました。残念なことに今回のコロナウィルスの感染拡大防止のための外出禁止期間に収入ゼロにも関わらず、賃貸料は支払わなくてはならない状態で営業を終了することとなったレストランもかなりの数に上り、日本食レストランも数件が営業終了となりました。スモールビジネスのネイルサロンやマッサージ店は再開しても密になる可能性が高く、やむなく閉店した店もあります。
Uber Eatsや各レストランのデリバリー注文も増え、レストランも再オープンし、少しずつですがビジネスが通常に戻ってきて安心したのも束の間。5月25日に黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察官に首を押さえつけられて死亡した事件を受けて、全米各地で抗議デモが起こりました。デモの参加者はあまりマスクをせず大人数で歩いているため、他人を感染させる可能性が高いといわれています。各市長が、マスクを着けるように記者会見で求めていました。実際に、コロナウィルス陽性反応なのに症状なしの方たちから、知らないうちにウィルス感染した人たちやその家族が発症して亡くなっています。
ジョージ・フロイドさんはHouston出身のため、Houston、Dallasエリアでも抗議デモがあり、夜7時以降外出しないようにと各カウンティから連絡が来ていました。平和的な抗議デモであり、デモをする権利があるからといって他人にウィルスを感染させる権利はなく、ましてや抗議デモが悪化して暴動が起こり略奪・暴行行為を起こすのは本来の抗議内容から外れています。正しい伝え方で人種差別をなくそうと訴えるべきです。デモをすることで感染するリスクが増えるのであれば、抗議デモを町なかで行うのではなく、何ができるのか1人ずつが考えることも必要なのではないかと考えさせられました。
外出禁止が緩和されたためか、スーパーや町なかでもマスクをしていない人を見かけるようになりました。でも、ダラスエリアは1日380人、テキサス州だと1000人単位で感染者が増加しています。コロナウィルスの感染第1波が落ち着いて第2波が来たのではなく、第1波がそのまま続いて増えて行っている感じです。まだまだ油断はできません。連日、ラジオコマーシャルで「コロナウィルス感染は落ち着いてはいません。毎日手洗いをすることや人との接触には気を付けてマスクも着用が必要です」と繰り返し言っています。皆さんも気を付けてお過ごしください。
ちなみに私が冒頭で「Howdy Y’all!!!」と書いたのは、テキサン(テキサス地元民)が言う「Hello, Everybody!」もしくは「How do you do? Everybody?」のテキサス訛りです。「Y’ALL Come Back」と最後に言うことも多いのですが、こちらは皆さん、ぜひテキサスに帰って来てくださいねという意味です。
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