眼球の監視で不注意運転防止〜コンチネンタルの新技術
- 2013年2月19日
- 自動車関連
サプライヤー大手の独コンチネンタルは、運転者の目の動きを追跡して不注意運転を防止する新システムを開発した。
オートモーティブ・ニューズによると、「ドライバー・フォーカス・ビークル(Driver Focus Vehicle)」と命名されたシステムは、運転者の眼球を監視し、危険な状況下で路上から目をそらした場合に警告を発するしくみだ。
ドライバーの注意力を監視するセンサーは、トヨタやメルセデスベンツなどによって開発されている。コンチネンタルのシステムは、レーダーやビデオカメラ、コンピューター・プロセッサを組み合わせているのが特長だ。
例えば、前方車両が皆無で直線のハイウェイを時速50マイルで走行中で、ドライバーの運転にも問題が見当たらなければ、目が道路脇の小屋に向いていても警告は発動されない。しかし、交通量が多い道で左折したり、前方のトラックが急ブレーキを踏んだ場合、システムが運転者に注意を呼び掛けるしくみだ。
警告には、座席の振動や音色のほか、コンチネンタルのエンジニアが「the halo」と呼ぶLEDライトストリップなどがある。
北米コンチネンタルで運転者支援システムを統括するクリスチャン・シューマッハー氏によると、現時点で自動車メーカーとの契約はないが、「メーカーから多大な関心が寄せられている」という。
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