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Vol.021:アメリカでの人材採用
その2 – 欲しい人材を獲得する採用ページ作りのススメ-
- 2018年8月29日
前回に引き続き、良い人材を求めている経営陣、採用や人事に関わる担当者さん向けに書いてみます。 >>前回の記事:アメリカでの人材採用 その1 – 「ここで働きたい!」 –
さて、「人材採用はマーケティングと同じ」ということで、求職者に対して募集要項を知らせるだけではなく、自社に興味を持ってもらい適切な応募を促すための施策が重要ですとお話させていただきました。その施策の一つとして、ウェブサイト内に「採用ページ」を作ることをオススメします。
<必須内容>
・会社理念&代表メッセージ
・商品やサービス / 事業内容の特徴や強み
・給与、福利厚生、勤務時間、通勤利便性
・採用ポジションの具体的な業務内容(それによって得られるスキルなど)
・応募受付のフォームや連絡先を明確に表示
・その他、求職者が欲しい情報の提示(遠方の方はオンラインでも面接可能など)
上記は必須事項として書きましたが、
加えて次のような内容を簡潔に表現することで求職者に興味を持ってもらい応募を促す効果を高め、逆に考え方や相性が合わない求職者をフィルタリング(応募してもらわない)するような作用も見込めます。
<あった方がいい内容>
・社長の想いやメッセージ
・創業時のお話や会社の歴史
・働きやすさや職場の雰囲気など(写真や動画もいいですよね)
・現在働いているスタッフさんの紹介
・先輩の声:将来的にどんな風にキャリアアップしていくかのイメージ
・社内イベントなど業務以外のアクティビティー紹介
・どんなお客さんや取引会社があるかや、成功事例
・会社が5年後、10年後にどうなっているかのビジョン
・その業界がどのように発展していくかのイメージ など
職場の雰囲気などは、会社の社長や経営陣の視点と社員視点で見た場合に差があったりしますので、今いる社員さんへのヒアリングやアンケートをするのも良いと思います。採用ページに使う内容とそうでない内容を分けて質問をしてみましょう。
<社員向けのアンケート例>
・仕事を探す時にどんな情報を求めていましたか?
・ホームページで必ずチェックする内容、ページはどこですか?
・どんな条件を重要視しましたか?
・仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
・今の職場で好きなところ、やりがいを感じるところは?
・職場や仕事環境などでの改善希望点はありますか?
・この仕事を通して得たスキルはありますか?
・将来的なキャリアアップをどのように考えていますか?
実はこのようなアンケートは、現在働いているスタッフさんに対してなかなか聞きづらい職場環境への満足度を知ることに繋がる上に、働くスタッフさんにとっても自分の仕事を真剣に考える時間となり、前向きに取り組むきっかけとなったりもします。もちろん採用ページで使える内容にもなるので一石三鳥ですよね。
いかがでしょうか?こんな感じで一度「採用ページ」を作ってしまえば、複数のポータルサイトに求人広告をだす際にも、最終的に誘導する窓口が一元化出来ますし、自社のソーシャルメディア等を使っての拡散もしやすくなります。
良い人材を獲得するためにかかる採用コスト、トレーニングを終えたのに辞められてしまう時の時間的コスト、精神的コストなどを考えれば、それらを解消するための投資として素敵な「採用ページ」を作ることはきっと損にはならないはずです。
「企業は人なり」と言われますが、これに共感する社長や経営陣は多いはず。
人材採用、人材育成とは経営において最重要視すべき壮大なテーマだと思いますので、今回の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。
長文になりましたが、、、最後まで読んでいただきありがとうございました!
記事内容に関してご相談などあれば、ゼロハチロックまでお気軽にご連絡ください。
「ここで働きたい!」と思ってもらう採用ページを一緒に創っていきましょう。
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