日産、先端技術開発から後退〜15年は量産車軸にシェア奪回へ

 日産自動車は2015年、これまでの先端技術を追求する戦略と一線を画し、量産車のてこ入れを通じて世界市場シェアの押し上げを目指す。

 オートモーティブ・ニューズによると、デトロイトで開催された北米国際自動車ショーにおいて、日産幹部の口からは「ダットサン510」の再来とされる「アイディーエックス(IDx)」や電気自動車(EV)「ブレードグライダー(BladeGlider)」のほか、インフィニティの中でも最高の性能を誇る「Q50オールージュ(Eau Rouge)」など、前年までの相次ぐ公開で市販化が待望されるコンセプトカーへの言及がなかった。

 これらのコンセプトカーに対しては、日産を去った幹部2人の熱烈な支持があった。製品企画を指揮していたアンディ・パルマー氏は13年から14年にかけ、アイディーエックスやブレードグライダーの市販化に意欲を示した。パルマー氏は現在、英アストンマーチン・ラゴンダの最高経営責任者(CEO)を務めている。

 インフィニティ部門の社長だったヨハン・ダ・ネイシン氏も14年、オールージュに搭載するV6エンジンを選んだと発表。車両の生産台数や価格などについても踏み込んだ発言をしたが、夏にGMの高級車部門キャデラックの社長に就任した。

 北米インフィニティのマイケル・バーチュ副社長は、オールージュの市場投入計画については決定に至っていないとしたうえで、中核製品の立て直しが喫緊の課題であると語った。

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