植物性バーガー、コロラドでデビュー

 材料に肉を使わない植物性ハンバーガーが23日、コロラド州ボルダーのホール・フーズ店に登場した。

 ニューヨーク・タイムズによると、販売元のビヨンド・ミート(Beyond Meat、カリフォルニア州)を創業したイーサン・ブラウン氏は、「これこそ起業当初思い描いていた商品」と語った。

 動物性タンパク質に代わる植物性食品は複数の企業で開発されている。ハンプトン・クリーク(Hampton Creek)が販売する卵不使用のマヨネーズ風スプレッド「Just Mayo」は、食料品店でヘルマンズ(Hellmann’s)のマヨネーズ商品のそばに並んでいる。ナッツを主原料とした植物性代替乳飲料は、200億ドルの乳飲料市場で約10%を占める。

 自然・高級食品の小売売上高を集計するスピンズ(Spins)によると、植物性タンパク質を含む商品の2015年売上高は前年比8.7%増と食品全体の増加率(3.7%増)を大幅に上回った。市場調査ミンテル(Mintel)の調べでも、植物性の代替食品は若者を中心に消費者の関心が高まっている。

 有名シェフのダン・バーバー氏も、野菜類の絞りかすで作るベジタブル・バーガーの開発に取り組んでいる。ビヨンド・ミートと競合するインポッシブル・フーズ(Impossible Foods、加州)も、ニューヨークとサンフランシスコ、ロサンゼルスの一部レストランで同様のバーガーを提供する。

 ビヨンド・ミートのバーガー(4オンス)は、2個入りの持ち帰り用バスケットが5.99ドルで売られている。ホール・フーズのボルダー店で数週間売り込む予定のブラウン氏は、「食料品以外への進出が目標」と言い切る。第2弾が「植物性Tボーン・ステーキ」ということはなさそうだが、「何事も不可能でありませんよ」と話している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

注目の記事

  1. 2017-2-4

    第100回 Dear Juliette - 今は亡き愛犬に捧げる手紙 -

     早いもので、あなたがレインボーブリッジのもとに旅立ってから5年半以上もの日々が過ぎました。...
  2. 2017-11-2

    新しい90日ルールに要注意!

     2017年9月1日に、アメリカ国務省(DOS)が「虚偽陳述」という用語に関する新たなガイダンスを更...
  3. 2018-2-7

    第111回 犬の毛色

    犬の毛色で、人間に一番人気のない色は何色か知っていますか? 答えは、黒。黒犬大好き!な人たち...
  4. 2020-3-30

    変わりゆく都市の新しいカタチ 2020年、東京は今

    東京オリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典であると同時に、各国がそれぞれの文化...
  5. 2019-12-3

    Vol.14 霧立ち込める原生林 グレート・スモーキー山脈国立公園 − ノースカロライナ・テネシー州 −

    アメリカの東部、ノースカロライナ州とテネシー州にまたがるグレート・スモーキー山脈国立公園は、...

デジタル版を読む

saishin フロントライン最新号
ページ上部へ戻る