ソフトバンク、オープンドア・ラブズに4億ドルを投資 〜 不動産売買サイトに期待

ソフトバンク傘下のベンチャー・キャピタル投資基金ソフトバンク・ヴィジョン・ファンド(SVF)は、住宅売買オンライン・プラットフォームを運営する新興企業オープンドア・ラブズ(Opendoor Labs)に4億ドルを投資する。

サンフランシスコ拠点のオープンドアは、3億2500万ドルの投資を6月に調達したばかり。オープンドアの将来性に対する投資業界の期待の大きさがうかがえる。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ソフトバンクはオープンドアの価値を20億ドル以上と評価し、投資の一部をオープンドアの既存投資会社からの株買い戻しに投じる方針だ。

オープンドアの共同設立者エリック・ウーCEOは、「1ヵ月に1都市ずつ市場を広げる計画だったが、今回の投資獲得によって1ヵ月に2都市を予定している」と話した。同社は現在、19市場でサービスを提供している。

不動産市場向け技術は、ソフトバンクが重視する業界の一つに位置づけられる。SVFは最近も、不動産仲介プラットフォーム新興企業のコンパス(Compass)が総額4億ドルの投資を集めた資金調達をカタール投資局とともに主導した。共用オフィス・サービス最大手ウィーワーク(WeWork)のほか、建築&建設新興企業カテラ(Katerra)、インドのホテル予約会社オヨ・ルームズ(Oyo Rooms)もSVFのおもな投資先だ。

ソフトバンクが不動産分野に注目する理由は、市場が巨大かつ細分化されており、したがって新興企業にも市場開拓できる余地があるためだ。

オープンドアは、住宅物件を買い取って改築し再販する事業を展開している。仲介業者と同じ値段で迅速に住宅を売却できる、と同社は考えている。同社は、さまざまのデータを使って的確な買取額を売り手に提示し、迅速かつ簡単な手続きの手数料として売買価格の6.5%(前年は8%だった)を請求する。

オープンドアのリスクは、公開しているすべての物件を所有する点にある。大きな在庫をかかえるのと同じ危険要因だ。住宅市場は近年、好況だが、現在、冷え込みが始まっており、主要市場のなかには売れ残り物件が増えているところもある。

同社は今後、住宅融資や住宅保険といった不動産関連金融サービスを即時契約できる サービスを追加し、売り上げ源の拡充を図る。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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