塩野義製薬は25日、1回の服用で治療できる抗インフルエンザ新薬「ゾフルーザ(XOFLUZA)」について連邦食品医薬品局(FDA)の承認を取得したと発表した。
同社のプレスリリースによると、ゾフルーザは錠剤を1回服用するだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果が期待できる新薬で、日本ではすでに塩野義から発売されている。
塩野義はスイスの同業ロシュ・グループとゾフルーザの開発・販売で提携しており、日本と台湾以外での販売はロシュが行う。米国ではロシュ傘下のジェネンテックが数週間以内に販売を開始する予定。
世界では毎年、インフルエンザの流行で300万〜500万人が重症化し、65万人が死亡している(世界保健機関調べ)。
米国では毎年人口の3〜11%がインフルエンザにかかり、2017〜18年の流行期には90万人以上が入院、8万人以上が死亡した (疾病対策センター速報値)。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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