トップは「シボレー・ボルト」〜シエラクラブのPHV評価

 自然保護団体シエラクラブがこのほど発表した2013年の環境対応車品質評価「電気自動車ガイド」で、ゼネラル・モーターズ(GM)のプラグイン・ハイブリッド車(PHV)「シボレー・ボルト」が首位に選ばれた。

 ロサンゼルス・タイムズによると、ボルトは今回評価された環境対応車6モデルのうち、価格は中間レベルに下がり、補助のガソリン・エンジンが作動するまでに電気だけで走れる距離は38マイル、環境保護局(EPA)の燃費評価はガソリン車換算で98マイル・ガロン(mpg)、総合走行距離は380マイルとなっている。

 電気料金を1キロワット時当たり平均0.12ドル、ガソリンを1ガロン当たり3.61ドルで計算すると、ボルトの年間の燃料コストは普通のガソリン車よりはるかに安い950ドルとなる。

 シエラの評価は、100%電気自動車(EV)と比べたPHVの環境への影響を比較して行われ、最高は「緑の葉5枚」。ボルトは4枚と評価され、フォードの「Cマックス・エナジー」(連邦税控除適用後で3万389ドル)と「フュージョン・エネルギ」(同3万5744ドル)はそれぞれ3.5枚で2位タイ。いずれも電気だけで21マイル走行でき、燃費は100mpg相当、総合走行距離は620マイル。

 続いて「ホンダ・アコード・プラグイン」、「フィスカー・カルマ」、「トヨタ・プリウス・プラグイン」が3枚で3位タイとなった。カルマは車両価格が10万ドルと高価だが、フィスカーが経営危機にあるため、中古市場で価格が大幅に下がる可能性がある。

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