カーナビのせいで何度も迷った〜米ドライバーの大部分
- 2013年6月21日
- 米国ビジネス
カーナビの指示に従った結果、道に迷ったことが2回以上あるという人が米ドライバーの大部分を占めることが、タイヤ大手ミシュランの調査で分かった。
ロサンゼルス・タイムズによると、調査はミシュランの委託を受けたハリス・インタラクティブがドライバー2200人を対象に行った。衛星利用測位システム(GPS)によって間違った場所に誘導されたことがあるというドライバーは63%に上り、その回数は平均で4.4回だった。18〜34歳の低年齢層では平均6.3回とより多く、10回以上体験した人も7%いた。
ミシュラン・ノースアメリカ広報のトニー・ファウラドプア氏は「だれもがGPSにも間違いがあると思っているが、調査はそれを数値で証明した」と話した。間違いの原因は、業界の地図データが古いためという可能性がある。IHSオートモーティブのアナリストは「きょう新車を購入しても、そのGPSデータは1年前のものという可能性がある。自動車業界の部品供給網を通るのにそれだけの時間がかかる」と指摘する。
ミシュラン調査によると、米成人の30%がGPSを使っており、男性(35%)の方が女性(26%)よりよく使う。地域で見ると、北東部ではドライバーの約35%が知らない所へ行く時に使っており、西部では25%にとどまっている。
苦い経験があるからか単に用心のためか、ドライバーの約半数は車内に道路地図を置いている。昔ながらの地図を使うのは55歳以上が57%と最も多く、45〜54歳では44%、35〜44歳では39%、18〜34歳では34%と、若いほど少なかった。
スマートフォンやタブレットを道案内の第1手段にしている人は19%で、他人に聞くという人は65%、何にも頼らない人は3%だった。
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