ジェル・マニキュアが人気〜年内にはサロン収入の25%に

 従来のマニキュアよりつやがあり、持ちの良い「ジェル・マニキュア」の人気が急上昇し、ネイル・アート業界で注目されている。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、ジェル・マニキュアは普通のマニキュアのように見えるが、乾きが速く強い光沢があり、少なくとも2週間ほどは欠けたりしないため「ノー・チップ・マニキュア」としても知られる。

 マニキュア・サロンで塗ってもらう場合の料金は30〜40ドルと通常のマニキュアのほぼ2倍で、不況で業績が落ち込むサロンには大きな助けになっている。近年ネイル商品は女性や美容業界にとってとても重要になっており、口紅に代わる小さなぜいたくの対象となっている。

 ネイル・アートはオリンピック選手からモデル、芸能人まで広く浸透しており、ネイル商品の売り上げは2011年に24%も増加して市場規模は10億ドルを超えた。

 サロン用のジェル商品のほか、化粧品店大手セフォーラと提携して自宅でできるジェル・マニキュア・キットも販売するネイル美容のブランド「OPI」のスージー・ワイズ・フィッシュマン氏は「ジェルは確実に市場の流れを変える」とみている。こうした自宅用キットの価格は29.99ドルから175ドル以上するものもあるが、サロンを利用するよりは安いとうたっている。

 ただし、ジェル・マニキュアにも欠点はある。自然乾燥しないため紫外線を照射して固める必要があるほか、除去が面倒で、15分間アセトン液に浸さなければならないことも多い。普通のマニキュアは除光液を使えば2〜3分で拭き取れる。また、ジェル・マニキュアを取り除いた後の爪は、弱く、もろく、薄くなるという報告があり、「いつもジェル・マニキュアを使う人は紫外線を照射する前に手に日焼け止めを塗るべき」という医師もいる。

 消費者の多くはサロンで除去してもらうことを好み、サロン側も顧客獲得につながるためジェル・マニキュアを奨励している。OPIやサリー・ハンセンを所有するコティは「ジェル・マニキュアは12年末までにサロンのマニキュア収入の25%を占める」とみている。

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