温暖化ガス、はるか昔にも増加〜古代のローマ、中国から存在

 温室効果ガスの大量排出は、古代ローマや古代中国の時代から既に始まっていたことが、グリーンランド氷床コア試料の分析で分かった。

 ロサンゼルス・タイムズによると、オランダ・ユトレヒト大の大気化学者セリア・サパート氏らが氷柱内の気体を分析した結果、産業革命(18世紀)より何世紀も前から、調理の際に植物を燃やす、金属を加工するといった行為を通じて年間数百万トンのメタンが大気に放出されていたことが分かった。分析結果は英科学誌ネイチャー最新号に掲載された。

 当時の放出量は現在の70分の1に過ぎないというが、分析結果は人類が気候に残した足跡が… 続きを読む

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