テスラ記念館に100万ドル〜マスク氏、偉大な発明家に敬意

 テスラ・モーターズなどの創設者で富豪のイーロン・マスク氏はこのほど、社名の由来にもなった19世紀末の天才的電気技師で発明家ニコラ・テスラを記念する科学博物館の建設資金として、100万ドルを寄付する意思を表明した。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、テスラ記念館は、ニューヨーク州ロングアイランドにあるテスラ氏の研究所跡に「テスラ・サイエンス・センター」として建設される予定。旧研究所はテスラ氏が無線通信の実験用に187フィートの電波塔を建設した場所で、記念館ではテスラ氏の数々の発明やそれらが社会に及ぼした影響などが展示される。

 電気自動車(EV)メーカーのテスラがテスラ氏にちなんだ社名であることは有名だが、今回の寄付は、コミックサイト大手「Oatmeal.com」の漫画家マシュー・インマン氏がSNSのツイッターでマスク氏あてのつぶやきを発信したことがきっかけとなった。

 インマン氏は、テスラ氏の研究所跡を保存するため「テスラは歴史上最も優れたオタクだった」という自作の漫画を使ってクラウドソーシング・サイト「Indiegogo.com」で資金集めを始めたが、全面改装には800万ドル足りず、マスク氏に直接働きかけたという。

 ニコラ・テスラの業績で最も有名なのは、現代の給電方式の標準である交流発電技術の確立。19世紀末の主流だった直流方式より高電圧の電気を供給でき、しかもはるかに遠くまで送れた。

 言い伝えによると、テスラは直流発電機の改善に取り組んでいた発明王トーマス・エジソンに雇われ、成功すれば5万ドルの報酬を与えると約束されたが、夜を徹して働き、数カ月後に交流発電機を考案してもエジソンは約束を守らなかった。テスラは商業的に大成功を収めることなく、ニューヨークのホテルで無一文で最期を迎えた。

Universal Mobile

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

Universal Mobile
資格の学校TAC
アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用
Universal Mobile

注目の記事

  1. 2020年9月末、ニナは大学に入学する。彼女が進学先として選んだのはカリフォルニア大学(UC...
  2. 2020年10月2日

    豊かな日々を生きる
    「Live rich life」。ピート・ハミルの言葉である。2020年8月5日、彼は85歳...
  3. ケンタッキー州の西部に位置するマンモス・ケーブ国立公園は、複雑に絡み合った小道と大小さまざま...
  4. あなたの食生活は大丈夫? 「体が資本」という言葉がある通り、日々の食事は体の土台を作るための大...
  5. ステンレス製のお皿にライスが隠れるようにルーを全体にかけ、その上にトンカツ、そして付け合わせにはキャ...
  6. この原稿を書いているのは2020年6月12日。昨日、ニナの義務教育が終了した。オンラインでの...
  7. アラスカ州とカナダの国境地帯に広がるのは、世界最大規模の自然保護区。北米大陸最高峰の山々に世...
  8. コロナ禍の3カ月の自粛生活は、私たちそれぞれに、自分の忙しい生活を今一度振り返る良い機会とな...
ページ上部へ戻る