「So」と「Very」を使い分ける簡単ルール
- 2017年1月3日
「So」と「Very」は両方とも「とても」を意味する単語ですが、使い方が若干異なります。適切に使い分けされていなくとも会話に支障をきたすほどではないのですが、ちょっと不自然な英語に聞こえます。誰でもすぐに使い分けができる簡単ルールをご紹介します。
「So」を使う状況
→ 相手が既に知っている情報や当然なことを述べる時
“So”は基本的に話し相手が既に知っていることについて話す場合に使われます。また純粋な感情を含み、親しみを感じさせるニュアンスがあるので、友達や同僚など関係が近い人に対して使われる傾向があり、インフォーマルな表現になります。
「Very」を使う状況
→ 相手にとって新しい情報を伝える時
“Very”は基本的に話し相手が知らないこと、相手にとって新しい情報を伝える時に使われます。スピーチや面接などフォーマルな場で使われる傾向があります。
基本的なルールはこれだけです。ちょっとしたニュアンスの違いなので、あまり考え過ぎる必要はありませんが、違いを理解することで徐々に上手に使い分けができるようになります。例文で比較してみましょう。
※その場に居合わせている人に言うイメージです。
1) It’s very hot in Japan.(日本はとても暑いです。)
※日本に住んでいない人、行った事がない人に対して言うイメージです。
2) I’m so tired.(とても疲れています。)
※職場の同僚など、自分が疲れていることを分かっている相手に言うイメージです。
2) I’m very tired.(とても疲れています。)
※自分が疲れていることを知らない人に「How are you?」と挨拶された時などに返事をするイメージです。
3) That movie was so funny!(あの映画本当に面白かったね。)
※一緒に映画を見た相手や、その映画を既に見た人に言うイメージです。
3) That movie was very funny!(あの映画は本当に面白かったよ。)
※まだ映画を見ていない人言うイメージです。
4) Thank you so much for helping out today.(今日はお手伝いありがとう!)
※友達に対して使うイメージ。ここで“Very”を使うとやや固い。
4) Thank you very much for your time.(お時間をつくっていただき誠にありがとうございました。)
※ビジネスの場で使うイメージ。ここで“So”を使うとフレンドリー過ぎる。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします