「イノセンスというのは、ぼくがこれまで演じたキャラに必要な要素だった。なぜか分からないけど、たぶん、ぼくはそういうタイプの顔立ちなんだろうね。役作りとして『Being There』を観たけど、とても参考になったよ。それから『Wings of Desire』もよく観る。映像がとても美しいよね。(今回演じた)ガードナーはとても興味深いキャラで、ぼくと監督とでいろいろ話し合って彼を作り上げていった。ユニークで、観ていて面白いキャラにね。ぼく自身? みんながぼくをどうみているかは分からないよ。ロンドンに戻ると、ぼくは目立たないでいるんだ。自分のことをやり、友達とつるむ。何かをするとかプレッシャーもなく、興味があることをする。ビデオゲームをしたり、ハイテクや自然界について知ったりね」
パソコンは自作!!
劇中のキャラとの共通点
火星で生まれ育ったガードナーは、自身の体の状態も顧みず地球を探検する。エイサ自身との共通点については、「二人とも自然に興味を持っていて、自然に魅了されるところ。いろいろな側面でね。ぼくらは二人とも、好奇心が旺盛でもっと見てみたいとか、もっと先に行ってみようとか思う性格なんだ」と話す。
エイサは年末年始に日本を探検したばかり。彼のツイッターを見ると、東京だけでなく、京都や広島にも出かけ、好奇心を満足させたようだ(ガンダムのコレクションも充実させた模様)。
「日本行きはバケーションだったんだ。伯父(または叔父)と兄が東京に住んでいて、伯父(叔父)の奥さんは日本人なんだよ。そんなワケで、ぼくは日本とつながりがあるんだ。日本が大好きだよ!」
日本以外の興味、例えば、本作のようにSFに興味があるかと聞くと、「宇宙について興味あるよ。SFが好きだし、常に最新技術を知ろうとする方なんだ。最先端の技術を見るのが好きなんだよ」という答え。そして、なんとパソコンを組み立てたことも分かった。
「前のパソコンは自分で作ったよ。だから、次のステップは火星に行くことだね(笑)。火星に行く術が見つかるのを期待しているんだ。でもそれよりも、この星で起きている、自分たちをかき回してるクソみたいな嵐を収めることが必要だと思っている。技術の発達で、ぼくらはそれについての解決策を理論的に考え出すべきだよ。あまりにも先のことばかりに注目していて、足下のことに注意を払わないと、ぼくらはここを台無しにしてしまって、本当に火星に移住しなければならなくなるからね(笑)」
今を楽しむ……。
先のプランは「なし」の“今どきの子供”
童顔ながら身長は180センチを超えるエイサは、この4月に20歳になる。大学への進学や今後のプランについて聞くと、今どきな答えが返ってきた。
「大学? たぶんそのうち行くかもしれないね。急いでないんだ。学校を卒業した時、そうしたシステムから解放されてとても嬉しかった。ほかの機関に行って、何かを学び、人の話を聞くというのは、一番最後のチョイスだと考えていて、とにかく自分のやりたいことをしたくて、自分でそれをコントロールしたいと思っていた。で、それをやってみた。今は、先のプランとかまだ考えてなくて、流れに身を任せているって感じだね」
イメージとは違って、意外にやんちゃな面を持つようだ。ただ、出演作は続々と決まっており、3作が公開待機中だ。
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