1997年の映画「Trainspotting」は、主役を演じたユアン・マクレガーと監督のダニー・ボイルの出世作となった映画。スコットランドに住むヘロイン中毒の若者達の生活をスタイリッシュな映像と音楽で描いた作品で、日本でも話題となった。
あれから20年。ユアンは大スターに、ダニーはオスカー監督になったが、ルーツを忘れてはいなかった。オリジナルのキャストが集結し、ヤツらの20年後を描く待望の続編が公開される。
ストーリーは、親になったり、結婚と離婚を味わったりしても相変わらずヘロインや軽犯罪に手を染めている仲間の下にユアン扮するレントンが現れるところから始まる。同窓会的な要素もありつつ、意外なツイストもあったりするのが心地よい。しかし、何より驚いたのが、還暦になってもそのスタイリッシュな演出と斬新さが微塵も衰えていないところ。常に挑戦的であり続けるダニー・ボイル監督のスピリットが満喫できる作品に仕上がっていた。(3月17日公開)
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