ネイティブの「Tell」の使い方
- 2017年8月3日
多くの方は“Tell”と言えば「Tell a joke(冗談を言う)」や「I told him(彼に言った)」のように「言う」の意味として使われていると思いますが、ネイティブの日常会話では別の意味としても頻繁に使われています。今日のコラムでは、ネイティブが「言う」以外の意味として“Tell”を用いて表現する代表的なフレーズ2パターンをご紹介します。
1) How can you tell?
→「どうして分かるの?」
明確な根拠なく何かを断言したり予想した相手に、何故そう思うのか尋ねる場合によく使われるフレーズです。「どうしてそういう風に言えるの?」と覚えたら分かりやすいでしょう。例えば、新入社員のことを「He’s going to quit in a few months.(彼は数ヶ月で辞めるよ)」と発言した同僚に対し、「How can you tell?(どうしてそんなこと分かるの?」といった具合で使います。
✔︎「私には分かります」→「I can tell」
✔︎「私には分かりません」→「I can’t tell」
A: I bet he stayed at the office all night working.(彼は会社で徹夜して仕事してたっぽいね。)
B: How can you tell?(どうして分かるの?)
A: He’s wearing the same clothes as yesterday.(だって服装が昨日と全く同じじゃん。)
〜会話例2〜
A: I can tell he’s not happy with his job.(彼は仕事に不満があるんだろうね。)
B: Really? I can’t tell at all.(本当に?私にはよく分からないな。)
2) Tell the difference between A & B
→「AとBの違いが分かる」
物事の違いや識別について、十分に理解していることを示す意味としてよく使われるフレーズです。例えば、高級ワインと安物ワインの違いが分かると言いたい場合は「I can tell the difference between expensive wine and cheap wine」になります。
✔︎「違いが分かります」→「I can tell (the difference)」
✔︎「違いが分かりません」→「I can’t tell (the difference)」
✔︎“the difference”を省いてもオッケー
A: Can you tell the difference between Coke and Pepsi?(コーラとペプシって何が違のか分かる?)
B: Yeah, Pepsi is sweeter.(うん。ペプシのほうが甘いよ。)
〜会話例2〜
A: Can you tell that’s a fake Louis Vuitton bag?(あのルイ・ヴィトンの鞄、偽物って分かる?)
B: I can’t tell. It looks real to me. How can you tell?(分からへんわ。うちには本物に見えんねんけど・・・何で分かるん?)
A: Look at the logo. The letter “V” is smaller.(ロゴを見てみーや。「V」の文字が小っさいやん。)
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