「He is nice」と「He is being nice」の違い
- 2017年9月28日
ネイティブと会話をしているときに「He is nice」と「He is being nice」2つの表現の仕方を耳にしたことはありませんか?一見、意味は同じように感じるかもしれませんが、実はこの2つの文章には細かなニュアンスの違いが生じます。今日のコラムでは「is + 形容詞」と「is being + 形容詞」の違いについてご説明しようと思います。
1) 主語 + is/are + 形容詞
→「人の性格や性質を表す場合」
おそらく日本の方には馴染みのある表現方法かと思いますが、「主語」+「is/are」+「形容詞」の組み合わせの場合は、人の性格や性質を表す場合に用いられます。例えば、ジョンさんは優しい人(優しい性格の持ち主)と表現するなら「John is nice」、より分かりやすく言うと「John is a nice person」になります。
・She is polite. I think you’ll like her.(彼女は礼儀正しい人です。彼女のことを気にいると思いますよ。)
・They are talkative. They’ll talk to anyone. (あの子らはおしゃべりやで〜。誰とでも話すで。)
2) 主語 + is/are being + 形容詞
→「人のその時の状態を表す場合」
人の性格や性質ではなく、一時的にとっている行動を表現する際の言い方になります。例えば、普段はとても意地悪なジョンさんが、今日に限っては優しくしていると表す場合「John is being nice today」になります。“being”を“acting”や“behaving””に置き換え「今日は〜に振舞っている / 態度をとっている」と覚えたら分かりやすいでしょう。
✔︎気をつけたいのが感情表現(Happy、Sad、Angryなど)。例えば「He is angry」は「彼はいつも怒っている」わけでなく「彼は(今)怒っている」ことを意味することからもわかるように、感情を示す形容詞の場合は“being”と組み合わせるのは避けましょう。
・Is she just being polite?(あの子は社交辞令で礼儀正しく振舞っているだけなんかいな?)
・I don’t know why they are being mean.(なぜ彼らが意地悪な態度を取っているのか分かりません。)
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